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”面倒くさいから勝手にやってほしい”という感覚は、ひとつ確実にユーザーニーズに答える発明の母だと思うのですが、センサーによる自動認識とWEBサービス,ブログ技術が結びつくと、現実的なセマンティックWEBになるのではないだろうか。
XMLの未来像がブログで実現されつつある、というのが最初の印象だったのですが、セマンティックWEBのもう一つの特徴である”意味的かつ動的につながっていく”という部分では、実世界志向のアプローチを視野に入れると、非常に具体的に将来のイメージがわいてきます。まずは実世界の状態をセンサーで感知して、なんらかのサービス、処理に結びつけるという事例をいくつかご紹介。
他にもSmart Signal社のホームページでは、心拍や呼吸などの状態をモバイル環境から常時、SmartSignalに通知することで医療ケアが必要な病人や高齢者のサポートをおこなう、というような応用例も紹介されている。ホームページの”Predict the Unpredictable”というキャッチコピーはマトリックス的でかっこよい。より通常の生活に近いものとしては、
米カーネギーメロン大学は、携帯電話に搭載されたセンサーでユーザーの状況を識別し、適切に通話へ自動対応する「SenSay」技術の開発を進めている。…中略…識別する(Sense)と、告げ知らせる(Say)をミックスしたSenSayは、その名称が示す通り、周囲の明るさや静けさ、ユーザーの音声、体温、活動状況などの情報をセンサーで分析し、携帯電話にコールが入った時の通知方法を自動調節する新技術。例えば、携帯電話の置かれた場所が暗く、ポケットの中に入れられていると判断すれば、バイブレーションでコールを知らせ、外に置かれていると判断されるなら、着信音で知らせるといった設定が、自動的に行われるようになっている。
高度な人工知能も搭載されており、ユーザーが大切な会話をしているとの判断が下された場合、携帯電話で話が遮られることのないよう、ユーザーに着信は通知されず、通話をかけてきた相手には、今は電話に出られないとのメッセージを自動返信。それでも通話したい場合は、連絡を取るためのオプションが示される。逆に、ユーザーの手が空いている様子も識別され、「今なら電話をかけてもいいのでは?」と、前に逃したコールを再びかけてみるよう促す役割も果たされるという。
センサー部分に関しては、マクニカという会社が実際に商品化をターゲットに開発を行っているとの紹介記事もあります。
「「携帯にセンサーがいっぱい~加速度からUVまで(ZDnet記事)」
SenSayを取り上げた他の海外の記事によれば、”座っている”,”歩いている”などの状態に関して言うと、一般的な人間は一日のうちに6~12回程度しか状態を変えないので、それほど多くのケースを想定する必要ないとのこと。ただ座っている場合では、映画館で座っているのか、自宅のリビングで座っているのか、あるいは会議中なのかというシーンの判断が重要になるが、この辺りはロケーション情報と併せることで対応可能であるとのこと。
「At CMU, scientists are building sense into cell phones」
センサーによる自動認識と処理の結びつけという意味では、スタンフォード大学のKnowledge Systems Laboratoryで行われているCognitive Agent that Learns and Observes (CALO)などの研究も同時に見ていくと面白いです。
自動認識と処理をオブジェクト指向のモデリングで行いましょう、という研究は随分前からされていると思いますが、非常に興味深いのは、それとWebサービスやセマンティックWebを結びつけようという試みが、かなり具体的にされ始めてきていることです。まだしっかりと論文などを読んだわけでは無いのですが、RDFとかAuto Discoveryとか、ブログから興味を持って、こちらの世界に入ってきても共通の技術や言語が結構あるんですね。セマンティックという言葉通り、かなり色々なテクノロジーが急速に相互にリンクし始めている予感がひしひしとするので、結構気合をいれてリサーチしないと大変ですが。
”面倒くささ”を解決する実用的なアプローチは必要だと思うのですが、この辺りの技術を活用した”遊び”の部分も実は普及には大きなキーになるかもしれません。
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