Goodpic.com
2003年10月22日

セマンティックWeb解説(1) 5大原則

次世代インターネットの基本概念といわれるセマンティックウェブ。ブログはセマンティックウェブの最も現実的な実装とも言われ始めているのですが、基本的な考え方を把握するためにも何回かに分けてまとめてみようと思います。まずはセマンティックWebとは何か?を定義した5大原則から。


The Semantic Web原文はこちら

Principles 1: Everything Idenrifiable is on SW
個々にIdentifiable(同一であると確認できる)ものはすべて、セマンティックウェブにつながる。URI(http://www.goodpic.com や mailto:***@goodpic.com など)を振り分けることでIDとする。

Principles 2: Partial Information 部分的な情報
無限の広がりを持つWEBのスケーラビリティーを実現するためには、リンクの完全性は犠牲にしている。セマンティックwebも同じように無限である。
Anyone could say anything about anything.
= 誰が何について、どのような事を語るのも自由である。
There will always be more to discover.
= より多くの探求されるべき事が、常に存在する
データの一貫性を求めることはしない。

Principles 3: Web of Trust 信頼のつながり
Webで述べられていることは、何らかの文脈,前後関係(Context)を持っている。
アプリケーションはこのような文脈(Context)を利用して、述べられていることの信頼性を評価する必要がある。
セマンティックWebの機構は、Webで見つけられる情報のすべてが真実である(True)とは断言しない。
真実(Truth)- より現実的に言うならば”信頼に値する(trustworthiness)”こと- は個々のアプリケーションが情報を活用するプロセスの中で評価する

Principles 4: Evolution 進化
多様なコミュニティーのそれぞれの試みを効率的に組み合わせるられるように。
過去の情報を修正することなく、新しい情報を付け加えられるようにサポートする。
あいまいな事柄を分解、解明したり、矛盾を明らかにするための能力を提供する。
人の理解が拡大することに併せて、同じように拡大していける記述的な慣習を活用する

Principles 5: Minimalist Design 最小限のデザイン
シンプルなことはシンプルに、複雑なことは受け入れられる(posssible)ように
将来の複雑さに備えて、シンプルなアプリケーションから実現する。Dublic Core, RSS, MusicBrainzのように
必要以上のことを標準化(Standardize)しない
部分的なことの積み重なり以上のものを結果として実現する

元の英語の文章が抽象的な表現で書かれているので、個人的な解釈が入ってしまっているかもしれませんが、今のインターネットの発展は上記の5原則に沿った発展をしているうに思います。例えば Principles 3: Web of Trustは、まさにGoogleのPageRankの発想そのもの。ATOMに見られるフォーマット,APIの仕様策定も上記の発想に非常に近い感じを受けます。

Posted by jkanekomt at 2003年10月22日 23:24 | trackBack



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