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2004年03月19日

Movable Typeは、オープンとビジネスのきれいなグラデュエーション

シックス・アパートの日本法人設立、おめでとうございます。ニフティのココログや、OCN(NTTコミュニケーションズ)のブログ人など、順調なビジネス展開に加えて満を持しての設立ですね。たった2人で作ったアプリケーションが、世界各国にあっという間に普及する。プレスリリースのなかでも、ユーザーグループによる日本語化サポートへの感謝の意も書かれていて、まさにコミュニティーとツールの発展が結びついた理想的な展開ですね。

IT Mediaに、オープンソースと商業ライセンスが合体したデュアルライセンス方式を取るソフトウェアの収入が大幅に伸びている、という記事が出ていました。Movable Typeは、個人利用は無料というライセンス体系なので、記事で紹介されているMySQLなどとは異なりますが、コミュニティーのサポートによる普及、発展と、ビジネスを両立させているという意味では、共通する要素はありますね。MySQLのようなハイブリット型ライセンス方式は「両ソースモデル」(both source model)と呼ばれるようです。

「両ソース主義」がオープンソースに収益をもたらす(ITmedia)

両ソースモデルを採用するSleepycat Software、Trolltech、MySQLの3社は16日、共同で発表を行い、3社平均の昨年のソフトウェアライセンス収入の伸びが65%に達したと報告した。
(中略)
Ping Identityのデュラン氏は、オープンソースベンダーから、ほかにも多数のハイブリッドビジネスモデルが登場してくるだろうと予測する。「いったん中間色の可能性に気付いた人は、さらに賢くなる」

”中間色”という表現が、言い得て妙ですね。天然色のグラデュエーションのように、プロジェクトの特性に合わせて、オープンソースと商用ライセンスを混ぜ合わせる方法は、これからも色々と出てくるのかもしれません。

オープンに使えるアプリケーション・コンポーネントが増えて、開発者にとっては、ますます便利な環境になってきています。大手ソフトウェア・ベンダーのような多額の投資を必要とする開発スタイルではなく、少人数ならではの特性を活かして、スピーディーにセンスよく開発するスタイル。Movable Typeが、そんな新しい開発スタイルのソフトウェアを代表しているならば、”中間色”的なビジネスの可能性も、まだまだ大きく拡大するのかもしれません。

シックス・アパートが日本法人を設立~Movable Type 3.0やTypePadの日本語版を提供~(プレス・リリース)

私事ですが... (dh's memoranda)

Posted by jkanekomt at 2004年03月19日 21:27 | trackBack



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