2005年5月 3日

チーター 草原の洒落者

アフリカ旅行 象の長距離コミュニケーション 坂本龍一のELEPHANTISMより続く

昼休みのためにキャンプ場に戻る直前、頭上から突き刺さるような日差しを浴びる草原の中に、二頭のスリムな影を発見。茂みの間から二頭が交互に、ほっそりとした顔を立てて辺りを見渡しつつ、徐々に我々のほうに向かってくる。


チーターには、視線を惹きつけるなにかがある。ただ歩いているだけで、周囲の音が静まり、思わずこちらが動きを止めてしまうエレガントさ。自然のなかで、そこだけ違う風が流れている様を風流、風雅というならば、その涼しげな立ち振る舞いは、サバンナで一番の洒落者に違いない。


地上最速という称号は伊達ではなく、最高で時速105Kmに達することができる。ただし2~300メートルの間しか全速力を維持できないので、4回のうち1回ぐらいしかハンティングに成功しないそう。そのあたりの思い切りのよさも、なかなか粋であります。



二頭のチーターは、人間の存在など気にする風でもなく、平然と目の前を横切って、優雅な余韻を残しつつ、またサバンナの茂みに消えていきました。


 

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作成日 : 2005年5月 3日 10:14