2006年4月 5日

マイクロコンテンツを、WEBページという入れ物から自由にする

Live Clipboardのデモを見ていると、Microformatsなどの将来像も何となく見えるようなきがする。WEBページから、hCalendarなどのデータをクリップして、他のアプリケーションに貼付けるというデモ。

自分が必要としている情報、データをWEBページのHTMLから解き放つという方向性ですね。ETech2006の発表では、静的なデータだけではなく、RSSを使って、オンラインのフォト・アルバムと、ローカルの写真フォルダを同期させるというコンセプトも語られていました。生きた(Liveの)データを、自分の好きなアプリケーションで、いつでも参照できるという環境。

サーバに蓄積されているデータへのアクセス手段をオープンにする、WEBサービスAPIとは似ているようで、ちょっと異なる。WEBサービスAPIは、アクセスためのエンドポイントURLが1カ所に集約されているけれど、クリップボードやMicroformatsは、データそのものが個々に独立して存在している。独立したデータを移動させるための、共通の手段を提供する。2004年から語られている概念ではありますが、具体的な実装のなかでも、かなり標準化が意識されている。

ONA HOLLYWOOD: Text of opening keynote by Tom Curley

The implications for content providers are enormous. You cannot control the "containers" anymore. You have to let the content flow where the users want it to go, and attach your brand -- and maybe advertising and e-commerce -- to those free-flowing "atoms."

コンテンツ・プロバイダーにとっての影響は非常に大きい。「コンテナー」をコントロールすることは、もはや不可能。コンテンツを、ユーザーが望む場所に流さなければいけない。そして自由に流通する"atom"に自分のブランドや、あるいは広告、eコマースを関連づけていく。

そのように自由に流通する、個別のコンテンツをマイクロコンテントと呼ぶのでしょうか。

Read/WriteWeb: Microcontent Design, Part 1

As I’ll outline in this series, microcontent design involves: microchunking your content, taking advantage of open standards, employing microformats, letting users subscribe to all kinds of RSS feeds, freeing your content via APIs and other means, designing for re-use of information, monetizing it, and more.

Microntent デザインの領域 : コンテンツを細かくわける。オープンスタンダードのアドバンテージを活用する。microformatsを採用する。ユーザが、あらゆる種類のRSSフィードを購読可能にする。コンテンツをAPI経由などで自由にする。情報を再利用可能なようにデザインする。課金可能なようにする。などなど。

今回のYAPCのセッション情報も、microformatsで公開されていましたね。コンファレンスのWEBページをdel.icio.usでブックマークすると、オンライン・カレンダーの30 Boxesにスケジュールが追加されるとか、そういうかなり現実的な部分でのユーザビリティの向上も考えられそう。

 

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作成日 : 2006年4月 5日 21:31