旅行にでてしばらくたつと、自分のリズムで街角を歩けるようになる。自分の姿が、異国の風景の一部となる、そんな瞬間に、ハッと自分が遠くに来たことに気づく。ガイドブックの写真ではない、目の前に広がる見知らぬ光景。
ドキュメンタリー映画「Baraka」が見せてくれるのは、空間と一体化した体験としてのイメージ。6大陸24カ国で撮影されたシーンが、次々と目の前を通り過ぎる。月に輝くアンコールワット、バリのケチャダンスで陶酔する歌い手、アフリカの草原、日本の満員電車、皆既日食、禅、ニューヨークを流れるタクシー、ガンジス川の沐浴、嘆きの壁、メッカ巡礼。
大自然から大都会に、流れる時間は伸びたり早まったり、自在に形を変える。世界中で録音された歌や音は、場所から解き放たれて、別々の風景をつなぐ。
このWEBページでは、映画の各シーンの場所を詳しく知ることもできます。
訪れたことがある場所も意外と多い。日本もお気に入りのようです。その見知った場所ですら、まったく知らない光景として再体験させる、不思議な映像表現。大きな画面で見ることをお奨めします。



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