第一回 Identity Conference おつかれさまでした〜。なんというか、昨今のIdentity関連技術の、樹海のごとき奥深さを垣間みた一日でした。
こういっては何ですが、まだまだ使いどころがハッキリしない領域なのに、これだけのエンジニアリング熱がそそがれている、そのモチベーションはどこから来ているんだと、さらに謎が深まりましたね。もしかしたら、謎を解く鍵になるかもしれないので、カンファレンスとか飲み会で出たアイデアで、印象に残ってみるものをリストアップしてみます。
- 日本は、匿名(Anonymous)幻想みたいなものがあって、実は公開されていても、それがおおっぴらになってなければOK的なノリがある。『なんとなくクローズド』な雰囲気が好き。逆に、Amazonの欲しいものリストの件みたいに、実は公開されてました!っていうのは大騒ぎになる。
- 映画のボーン・アイデンティティーでは、『自分はジェイソン・ボーンである』というIdentityは特定されているけれど(匿名ではない)、『いかに監視カメラに映らないか』という技術で監視の網を逃れている。これって結構欧米的なセンスかも?
- 実は『ニックネーム』とかいう概念よりも、『会員番号』でインクリメンタルな数字の方が、一般の人は理解しやすい? 学籍番号とか、パスポート番号とか、背番号的にナンバリングされている、というのは普通の人にも理解されやすいし、意外と覚えている。
- 「なんで、みんな自分のドメインを取らないんだろう?」という一部では常識、世の中的には超マイナーな発想。
- 日常的には、複数のアイデンティティーを使い分けるのが普通。例えば、Flickrだと写真好きの友達とつながってるし、ブログはもうちょっとフォーマルで、Twitterは直接知らない人とも気軽に感覚をシェア、みたいに。『場の空気』によって自分のキャラも変えることもある。
- 小さなサービス、アプリを個人で開発する場合には、最近だと、IDとパスワードはなるべく集めたくない。それよりも、すでにあるサービスの『場の空気』を持ち込むような感じで付加価値サービスを作るほうが楽しい。Twitter関連サービスとか。
- やっぱり最終的には、OpenIDとか新しいOpen系のIdentity技術は、今までのシングル・サインオンとは違った用途の利用例がでてこないと面白くない。
そこで、なんとなく漠然としたアイデア的なモノを考えてみる。例えば、一つのURLを自分のアイデンティティーとして使うけれども、それが単一のIdpではなく、複数のIdpをインテリジェントに切り替えてくれるProxyのようなものだったら?
- 自分のアイデンティティーを一カ所に持つというよりは、色々なサービスで使い分けている『複数のキャラクター』を、切り替えるための仕組みには使えないものか?
- 1カ所に集めるのではなくて、かならずその場所を通る、インターチェンジのようなもの
- Idp Proxyは、ただ単に認証OKを返すのではなくて、『Consumerに最もマッチする』ユーザーのアイデンティティーを返してくれる
- 例えば、Identity確認を求めてきたConsumerのサービスの雰囲気に合わせて、自分が持っているアイデンティティーのなかから似たジャンルのサービスのアカウントを返す
- 例えば、ユーザーの位置情報がアップデートされていたら、今いる場所に一番近いアイデンティティーを返す
- 例えば、Identity確認のリクエストが来たときに、Action Streamで、最近アクティブに更新しているサービスのアイデンティティーを返す
- Idp Proxyは、Consumerからの認証リクエストに答えた後に、Consumerサービスにたいして、そのユーザーが更新した情報・コンテンツがないかを聞く。あった場合は、フィードからその情報を取得する。
- Idp Proxyは、取得したユーザーのアクティビティーをAction Streamで出力する。
- ユーザーは、自分が色々なサービスで取った行動を、Idp ProxyのAction Streamで確認することができる。
- Idp Proxyは、『ユーザーがコメントをしたブログ記事のコメントフィードを、2週間だけチェックする』、というようなユーザーのアクションに基づくジョブを、RSSリーダーやPlaggerに非同期で発行する
このIdp Proxy的なモノの場所を、XRIで指し示すとか? まあ、とりあえず思いつきなので、こんなところで書き散らしつつ終了。

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