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July 31, 2004
「だれも知らない小さな国」と満月の贅沢な夜
ずっとずっと宝物の本やおもちゃがだれしもあると思いますが
コロボックルの物語であるこの本とそのシリーズは、まさに私の宝物です
今朝、4時20分に目覚ましがなり、寝ぼけ眼でひらひらのスカートとTシャツを身につけ、まだ涼しい田舎道をipod片手に散歩しました 空は、二重になっていて、上の部分は雲がほとんど動かないのに、地面に近い下の部分はグレーやアプリコット色に彩られた雲が流れるように過ぎていく、そんな生き生きした空でした
途中で細かな雨がサラサラと降ってきて、カエルの声が一層にぎやかになったときにちょっとかがんでみたら、緑色のアマガエルが一匹コチラをみていたのです 「あ、コロボックルだ」と私は確信したので、そのまま15分くらいいました そして、グレーの雲は水色になって、朝日もやや強くなってきたので帰宅したのですがいても経ってもいられなくて、図書館にこの本を探しに行ったのです 汗だくになって図書館の涼しい空気を吸う、そのことだけで、懐かしい小学生の夏休みを思い出してしまいました
「だれも知らない小さな国」は、小学生だったぼくが見つけた小山とその小山に住む小人(コロボックル)との物語です
自然の描写が恐ろしく綺麗です そして、きっとこの物語りを小さな時に何度も何度も読んだからか、岡山の祖父母の田舎で駆けずり回った山野のイメージが頭にあるからか本のなかのこととは思えないくらい懐かしくて、嬉しくなってしまうのです
ぼくがトマトのおばあさんから小山とそこに住む魔物(と村人に思われていた)のお話を聞く場面です
「おばあさんは、どっこいしょと、すわりなおした。昼近い太陽は、やっと杉林の上から顔を見せた。この暗い三角平地にも、いっとき、明るい日光がさしこんでいた。ぼくは、ふきの葉をもてあそびんがら、じっと耳をすませた。おばあさんは、せっせとふきの皮をむいていた。だからぼくは、いまでもふきのにおいをかぐと、このときのことを思いうかべる。また、このとききいた話を考えると、ふきのにおいをいっしょに思いだすこともある。」
ひいおばあちゃんと縁側で梅干をつくった夏や、ひいおじいちゃんと柿木をみはりに行ったことが思い出されます。むっとするような草いきれに近づくと、わたしはいまでもふたりの姿が脳裏によみがえります コロボックルとの再開に、胸がわくわくして、今日は、満月の下でちょっと晩酌、なんて気分です
ときに、天使が近くにいると気づくことが多くなったのですが、その話を職場でしていたら やはり小人が日常的に見える人が数人いて、嬉しくなりました
コロボックルもいつか会えるといいなぁ。
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投稿者 asaka : July 31, 2004 10:10 PM
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