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August 30, 2004
企業がリードする心の平安/ヴィパッサナー
「緊張を緩和し、心を平安にすることによって生産性があがることを確信しています」と言い切るのはDinakar Raj、Premier Instruments & Control Limited (PRICOL)のGM。ヴィパッサナーチームは、従業員のために1日の瞑想を、また、従業員だけでなく公職に就く人や他の企業のための4日間のコースも開催してきています。
こちらのコースのヴィパッサナーの先生であるShivappa(65歳)は、おもしろい経歴を持った人物のよう。彼は、R&D技術者として働いた後にヨーロッパに渡っているのです。白の衣服を身にまとう彼は、広く旅した技術者という面持ちを持っていない、と書いています。クリシュナに関心を持ち、その後、ヴィパッサナーを学び始めた彼は、今は「Area Teacher」地域で教えることができる先生になっています。
ヴィパッサナーの指導者であるゴエンカ氏もそうですが、Shibappa氏もまた、体調不良がヴィパッサナーを始めたきっかけだそうです。ここでおもしろいのは、弟の推薦でこの瞑想を始めたこと。
弟さんは、お医者様なのです!
才能があり専門性のある若者の自殺率が高まっていて、中でもIT系技術者の自殺がBangalore州では目立つなかで瞑想がもたらす心の安定に注目、生産性の向上につながると彼らは考えてコースを行っているのです。なんだか、自殺から生産性の向上、という飛躍が気になるところですが、心の安定がもたらす「創造性」というものは本当に大切だと思うので、積極的に柔軟にヴィパッサナーのような瞑想を取り入れる社会/会社/文化に関心があります。
ヴィパッサナーは、生き方(way of living)であって、宗教ではありません。全ては無常である、ということを知り、心の平安を得ていくための瞑想。ゴータマ・シッダールタが悟り、仏陀となったその具体的方法なのです。だから、ヴィパッサナーには仏教ともイスラム教徒もキリスト教徒もヒンズー教徒も参加している。だから、インドの州政府や教育機関、刑務所なんかでも実践する機会があり、効果があるから継続的に発展的にヴィパッサナーが行われているように思います。もちろん、日本と比べてヨガ(瞑想的な意味でのヨガ)が当たり前だったり、サドゥーという生き方があったりするインドならではの素地が人々の受け入れの背景にあるのでしょうが、日本でももっと「心」に焦点を当てたマネジメントや組織があってもいいように思います。いや、難しいかなぁ。何でか知らないけれど、「来週の土日に内観法合宿があるので参加しましょう」と言われたら、洗脳されそうでこわいです。内観法自体には怖さはないけれど(関心あるし)、それを組織に誘導されることが怖いのでしょうね。方法は何であれ、心に焦点を当てていくことが本当に大切な時代だと信じて疑いません。 私もヴィパッサナー続けなきゃなぁ。
■THE HINDU 30th August,2004より
■日本ヴィパッサナー協会
投稿者 asaka : August 30, 2004 2:24 PM
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