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February 6, 2005

サパティスタとスコットランドの共感の壁

 サパティスタ民族解放軍 (EZLN)は、メキシコ南部チアパス州に展開する先住民系の武装組織。政府の新自由主義政策に反対して1994年1月1日に蜂起し、市町村を占拠した。構造的に存在する差別を糾弾し、農地改革修正など政府の新自由主義政策に反対、農民の生活向上、民主化の推進を要求している。世界規模の「人類のための新自由主義に反対する大陸間会議」が組織され、1997年にはEZLNの呼びかけで、新たに非武装の市民組織として「サパティスタ民族解放戦線(FZLN)」が組織されている。
 日本にもメキシコ先住民運動連帯関西グループなどあるが、下の壁画は、スコットランドのエディンバラ・チアパス独立グループのメンバーである壁画家GustavoとDiana、そして、この壁画が設置された教育センターを利用する一般市民によって描かれた。
 この壁画、スコットランドとメキシコのチアパス州の情景を織り交ぜながら描かれている。チアパスでは、長年の虐げられてきた原住民が "communities in resistance"(抵抗する共同体)と呼ぶべき活動を行っている。GustavoとDianaは、過去にいくつもの壁画をサパティスタの村人たちと描いてきており、今回エディンバラのグループの誘いに応じて制作したのだ。
 エディンバラのグループは、不平等な扱いを受けているとしてスコットランド(英国との独立問題)とチアパスをともに抑圧されたコミュニティーと位置づけ、抑圧されたコミュニティ同士が対峙する存在よりもお互いを理解しあえるということをこの壁画から再確認したとコメントしている。平和的、協力的に活動することは、世界的に見られる競争と好戦的な態度よりも自然な人間的なものだと証明する活動になった、とも。

This project has once again shown that oppressed communities have more in common with each other than they do with their oppressors. That working peacefully and co-operatively is a more natural human response than global competition and aggression.

  はるか遠いメキシコとスコットランドの二つの地、二つの思いから始まったこの活動に「共有」「共感」を強く感じた。共有する力、それってすごく大切。外国にいると感じるのだが、日本はとても切り離されていて、外とつながっている意識が低いように思う。共有、共感の力をアートがひとつのきっかけとして感じられるなんてすごく素敵なことだと思う。身近にこういう機会がないかしら?

Painting with the Zapatista in Scotland


「FZLN :: Caminar preguntando」(スペイン語):FZLN公式サイト

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投稿者 asaka : February 6, 2005 11:18 PM

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