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April 15, 2005

探偵気分で歩く"ジョルジュ・ド・ラ・トゥール"展

40点に満たない真作しか残っていない17世紀のフランス人画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥール。彼の作品は、世界的に有名なのに日本では今まであまり耳にすることがありませんでした。正確には、目にすることも少なかったですが、このたび、国立西洋美術館がキリストの十二使途の一人「聖トマス」を購入したことを祝して世界中の美術館からラ・トゥール、そして彼にまつわる作品が集められたのです。

「夜の情景」と「昼の情景」を巧みに描く彼の作品は、みている者をその空間に一瞬にして引き込む力があります。シンプルで独特な構成方法はとても近代的で、はたと気がつくと17世紀に描かれたということを忘れてしまうくらいです。

30年戦争などの戦乱を経て作品の多くは喪失、ラ・トゥールの死後にはその名声も忘れられていたのですが、1930年代にパリで行われた展覧会で「再発見」され、大注目されたのです。この上野の展覧会準備中にも真作が一枚みつかりました!わずか40点、そのほかの作品は摸索を通して知られるのみ。真作か摸索か判断が専門家の間でも分かれる作品も多数展示されています。こんなにも「謎」が残っている展覧会も珍しいのでは。

「ラ・トゥール(か模写?)」などの説明を読みながら、うーむ、これはあちらの壁の本物と比較してどうだろう?などど探偵気分で会場を歩くことができます。もちろん、本当に鑑定はX線等などを使用しますけれど、目で見ても、本物と模写が並ぶ場所では違いを大きく感じますよ。じっくりと向かいあってみてください、そこに、深い魂を感じる作品がみつかるでしょう。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール - 光と闇の世界
2005年3月8日ー5月29日
国立西洋美術館(上野公園内)
"TAB"でもう少し詳しく読む
English information of this exhibition can be found at "TAB"


《蚤をとる女》 120x90cm、ナンシー、ロレーヌ歴史博物館蔵
Photo RMN - P. Bernard by Yomiuri News

投稿者 asaka : April 15, 2005 11:31 AM

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» 最初で最後の日本開催!「ラ・トゥール」展 from Infocierge(インフォシェルジュ)
こんにちは! ラ・トゥール展の記事を書きましたので、TBさせていただきます。 よろしかったら、遊びにきてください。 [続きを読む]

トラックバック時刻: May 1, 2005 10:02 PM

コメント

はじめまして。
早速のご訪問と丁寧なコメントありがとうございました。

本当ですね、17世紀の絵画とは思えないモダンさです。
それに不思議な時間を過ごしました(まさに探偵気分!)。

また素敵な展覧会行かれたら、TBしていただけると嬉しいです。

今後共どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 インフォシェルジュ : May 2, 2005 6:37 AM

インフォシェルジュさま、こんにちは。
コメント、TBありがとうございます。

素敵なブログを拝見してとても面白かったです。
アートのことも本のレビューも詳細で
読み応えたっぷりですね!
また伺わせていただきたいと思います。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

投稿者 asakart : May 2, 2005 10:37 PM

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