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October 6, 2005
雨の日の境界線のこと、紅茶そして金木犀
秋の朝が好きだ。眠い目をこすりながらベランダを開けると、ピリリとした空気が身をつつむ。暖かい身体と冷たい空気の混ざるところが好きだ。
このところ、秋雨前線の影響か雨が続いている。雨の日には、世界が自分のものになったような気がするのは私だけだろうか。駅までの道も電車の中も、ソリチュードが続いている。小さな頃から不思議に思ってきたのだが、雨が降ると境界線がはっきりするのだろうか。人と人の領域が守られる感じがする。心地いい。
雨の日は、朝からワクワクする。早めに起きて、紅茶をいれる。ちゃんといれるから、それはそれは時間がかかる。雨の日は、リビングで飲んだりしない。しゅんしゅんと沸かせたやかんの音を聞きながらキッチンで飲む。父が良くしていたように。あの頃は変な習慣だと思っていたけれど、不思議なことが似るものだ。父の大好きだった椅子や本、オレンジの変な時計が懐かしい。
ゆっくりしすぎた。遅刻だ。でも、あわててもたいして早く着かないだろうと開き直るこの頃の私。庭に出たら、あっという間に甘い香りにつつまれた。金木犀。庭師が変わったら、一本が初めて花をつけた。家族に愛でられることなく切られてしまうこの木の運命。引っ越す前に、庭の木々と話をしなくては。こういうことも雨の日の方がすんなりできるから、連休に降ればいい。
金木犀をまとって、駅までの道を行く。
雨の日は、植物の香りも際だつから好きだ。
金木犀 [キンモクセイ]
モクセイ科の常緑小高木。中国原産の観葉植物で、古くから庭木とされる。高さは約三メートル。葉は狭い長楕円形で、皮質で堅い。雄雌異株。日本のものはすべて雄株で結実しない。秋、橙黄色で芳香の強い小花多数を開く。漢名、丹桂。
「キンモクセイが歯にしみる」は、香るたびに思い出すフレーズ。雨の日が似合う、かわいらしい小説。この本のなかで、いま好きなのは、この話かなと思う。
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投稿者 asaka : October 6, 2005 11:11 AM
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コメント
こんにちは。放課後の音符、懐かしいです。
学生時代に読んで、青春の甘さとすっぱさを学んだ本でした。
金木犀が咲くと、母の誕生日だな、と思います。
明日なのです。
今住んでいるところは、金木犀が近所に無いので、
忘れかけてました・・・。
毎年、金木犀の香りが、母の誕生日を思い出させてくれていたことを痛感いたしました。
投稿者 Az : October 6, 2005 12:41 PM
■Azさま
Amazonレビューに"通過儀礼"と書いてあって
クスリと笑いました
確かに、通過儀礼的に読んだ本のひとつかも
私は、ずいぶんとカナのアンクレットのことを
覚えていましたっけ!
お母さまのお誕生日なのですね
Azさんのお母さま、ブログで拝見するかんじで
とても優しそうで仲がよさそうですね
楽しい1日となりますように♪
投稿者 asakart : October 6, 2005 2:03 PM
こんにちは。たしかに「通過儀礼」かもしれませんね。
私もカナのアンクレットがとても印象に残っています。
ありがとうございます。
母も54歳になり、元気に見えても、気を遣わないといけないなあ、と
思いました。
今日、隣の敷地に銀木犀が咲きかけているのを見つけました。
金木犀とはまた違った、静かな香りですね。
紅茶はどんな種類がお好きですか?
私はWittardが好きですが、売っている場所が近所にないので、
残念。今はレピシエ(名前が変わったみたいですが)のダルマ、
というピンクペッパーの入ってる紅茶を飲んでいます。
紅茶はホッとする時間を与えてくれますよね。
投稿者 Az : October 10, 2005 8:52 PM
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