November 27, 2005 12:45 AM
黄葉の散りゆくなへに玉梓の使を見れば逢ひし日思ほゆ(万葉集・: 柿本人麻呂)
(もみちばの、ちりゆくなへに、たまづさの、つかひを見れば、あひし日おほゆ)
万葉集には、100首以上の紅葉を詠んだ歌があるそうです。いくつかを見ていて印象的だったのは、第二巻の「黄葉の散りゆくなへに玉梓の」。秋山の紅葉(もみぢ)が散ってゆくとともに、使いの人がやってくるのを見ると、妻に出逢ったあの時にことが思い出される、という意味。柿本人麻呂が妻を亡くして悲しみ詠んだ歌。使いの人、紅葉から思い出す妻…。私たちは情景、音、香り、味、場所…色々なものに連想する思い出を持っていますよね。何百年という時間を超えて悲しみを届けるこの一首の美しさに心が動かされました。
さて、実家の庭の木が美しく色づきました。赤い葉は、紅葉。黄色い葉は、黄葉。葉に蓄積された糖やアミノ酸、葉緑体のクロロフィルなどがそれぞれの色を決めます。日に日に艶やかさを増すこの木は、家族みんなのお気に入りでした。
□参考□
万葉集:黄葉(もみち)を詠んだ歌
紅葉狩りの語源 紅葉を見に山野へ出かけること
November 25, 2005 12:54 PM
何も買わない日ってどのくらいありますか?という質問をあるところでなげかけたところ「意識的にはないよね」ということを言われた。そう、たまたま冷蔵庫にいっぱい食材があったから、とか、特に外で遊ばなかったから、とかそういう理由でもあれば何も買わない日はあるけれど、「今日は買わないぞ」と決めていることはそんなにない。
ところで、「無買日 」(無買デー)というものがある。1992年にカナダ人のグラフィックアーティストTed Daveが「1年に1日だけ、本当に必要なもの以外は何も買わずに過ごしてみよう」といって始まった日。ヨーロッパと日本は、クリスマスショッピングが本格的にスタートする11月最終土曜日をBuy Nothing dayとよんでいる。北アメリカでは、Thanksgiving Day(感謝祭)の翌日。今年の日本の無買デーは、11月26日(土)。
「本当に必要なもの以外は買わない」−−実は、何も買わないことを意識するよりも難しいし、大切なんじゃないかな?だって、私たちはみんな消費活動を行っているわけだから。一日くらい何も買わないことはできるかもしれないけれど、毎日はできない。だったら「買わない」ではなく「何を、どのくらい買うか」を考えるくせをつけていくことを大切にしたいと思う。
「本当に必要?」これは、自分に問い続けるとそのうち習慣になる。いつもできているわけではないけれど、私はできるだけ書店でこれを自分に聞くことにしている。「今日必要?」「図書館では無理?」 答えがNOなら、一日待つし、図書館に行く。答えがYESのこともある。そういうときは、きちんと自分のお金の使い方を考えて買う。そろそろ、大好きなカフェに立ち寄ること(頻繁すぎる)や紙、画集の収集についても聞き始めようかな。
Buy Nothing Dayーーさて、どうやって過ごそうかな。
*BUY NOTHING DAY JAPAN 2005年11月26日(土)
*35ヶ国くらいで行われているBND、各国のサイト もユニークでおもしろい。
*国内のイベント情報
November 22, 2005 10:37 PM
今日は、とうとう引越しの日。朝6時…まだ食器のパッキングが終わっていない!あきれがおの父と紅茶を飲んで(結局あまりあせらない)、白い紙でひとつひとつの陶器をつつむ。家族みんなでつくった備前焼、毎日使ったカップ&ソーサー、小さな洋風のお皿、煮物もたっぷり入る大きなお皿、グラタン皿からパエリヤ鍋まで、食器だけで7箱も…たくさんお料理をして、こんなにお皿があることを正当化しないと、誰かに怒られてしまうのではないかとドキドキしながらも、ひとつひとつの瀬戸物とそのストーリーが懐かしかった。
今回の引越しで気がついたこと。それは、意識していなかった自分の収集癖。ビーズ、刺繍糸、レース、フェルト、編み物、刺繍関係のもの、瀬戸物も実にたくさん!それから、だいぶイギリスに送ったつもりだったけれど、画集や本、お料理のレシピもたくさん~。こまった…というのは、展覧会のチラシやハガキ、自分で集めたはがきの山!さらにすごいのは、小学生の時から好きでもっている紙類。折り紙とかただ綺麗な紙、便箋、素敵な雑誌の写真、デザイン、フォントの切り抜き、ラッピングペーパー、手作り色見本みたいなスクラップブック…。色鉛筆やクレヨンの画材は、小さくなっても捨てられないみたいでこれまたたくさん…。大切にするのはいいことだけれど、キャパシティーオーバーですね。私にとっては宝物だけれど、これからどう扱っていいものやら…。仕事をしながらの引越し準備だったため、捨てる/残すを考えずにほとんどを持っていってしまいました。ほどくときに考えようかな…。うーん、だれか、私の代わりに整理して…。(悩みながらも、大好きな紙に囲まれて幸せだなんて変?!)
あわただしいお引越しのあと、ファーマーズテーブルたさき でお食事をいただきました。たさきさんの前のお仕事のお話とか、おじいさまのお話などをうかがって楽しい時間。これからもおいしいお食事をいただけるのは嬉しいな。ちょっと来ていた父も、英語で会話しながらすっかりなじんでいました。茅ヶ崎にリタイヤするのもいいかも!だって。それも楽しそう(ちょっと説得してみようかな?)
そうそう、引越し先は、大好きな場所で、子どもの頃からなじみもある茅ヶ崎。これから、ここでのんびりと、自分の感覚を意識した生活が送れると確信しています。もっともっと、柔軟な、素直な、自然な感覚で生きられるようになりたいです。風や雨や太陽、木々や花々、空に浮かぶ雲、そして大切な海…そういうものへの感覚と感謝が強くなりたいな。自然があって、コミュニティーがあって、人がやさしくて、透明感と広がりのある大好きな湘南。ここでの生活が、きっと私のあり方にも影響してきて、ブログにも反映されていくかな、と思っています。Living With Artは、のんびりとつづきます。これからも、どうぞよろしくお願いします。
November 17, 2005 9:50 AM
「アートと希望と光」というタイトルのもと「ガウディ展」「越後妻有アートトリエンナーレ」など、 現代アートをプロデュースされてきた北川フラム さんがビーグッドカフェでトークを行うそう。北川さんは、「アパルトヘイト否!国際美術展」という展覧会を全国194カ所で巡回し、あまり知られていなかったアパルトヘイトに反対する芸術家の動きを日本に紹介した方なのだそうです。
アートの持つソーシャルな力について、アートグル(あやしいな〜)から指導をゆっくりと受けつつあるこの頃(不勉強で、ペースが遅くてごめんなさい)北川さんのお話を聞いてみたいものです。
他にも、チャクラ・レゾナンス・メディテーションを行うSMILEワークショップなど、いろいろありますよ。イベント全体のスケジュールは、Webから確認してください。
関連エントリー:
Be Good Cafe東京で野菜通になろう!
BeGood Cafe Vol.83
ビーグッドカフェ芸術論「アートと希望と光」
日時:2005年11月20日(日)14:00〜
トーク:16:15〜(要確認)
場所:代官山 ボールルーム
プラクティカシリーズの2冊目。闘うアートが社会を動かす!アーツ&クラフツ、ダダイズム、バウハウス、フルクサスから現代を生きるアーティストへ… ソーシャルアート入門のこの一冊、大変におもしろいです。
November 16, 2005 9:56 PM
古本でチャリティー に引き続き、洋服&グッズでチャリティーのお話。13日(日)に整理していて出てきたお洋服や小物をフリーマーケットに持っていきました。正確には、私のボスとそのお友達にあずけて、売ってきてもらいました。バッグとかスーツケースが早く売れたみたい。それから、季節もの。新しいお洋服でも夏物は難しいみたいですね。
「売上は、パキスタン地震の支援を行っているピースウィンズジャパン に送るつもり」と話したら、ボスも参加してくれて2人で5000円以上(経費差し引き後)の寄付金が集まりました。たくさんじゃないけれど、現地の人のために少しでも何かしたいから。12月を前に、本当に寒さが厳しくなるパキスタン、家を失った人たちにテントや暖かい料理を作るためのキッチングッズを届けてくれる彼らの力に少しでもなれないかな…と。ちなみに、だいたいのNGO・NPOは、銀行振込の他に郵便振込ができます。郵便局だと振込料は70円で銀行より安いです。(こういう金銭感覚が私には欠けていたので、この頃は意識させられて勉強になります)
関連エントリー:
◇パキスタン地震の現状と課題ーPWJ"アフタヌーンコーヒー"から
◇NGOとBOOKOFFの提携 〜書籍でチャリティー
ところで、みなさんはフリーマーケットに参加したこと、行ったことありますか?フリーマーケット て、free marketではなくflea market、蚤の市のこと。パリでは土日によく行われていて、熱心なアンティークコレクターのおじさまからお話を聞いたり、地方のお野菜や手作りジャムを試したりするのが楽しかったなぁ(細かい話は、笑顔で乗り切る)イギリスでは、仲良しのお母さんがアンティークショップオーナーで毎週地方のマーケットに出店していたっけ!ソファー売っているお兄さんの側で、切手を売っているおばあさまがいたり、自分の使いかけのメイクアイテムを売っている高校生がいたり、ワクワクした記憶があります。画家が自分の絵を売っていたり、オーガニックベジタブルの産地直売があったり、Oxfam やHelp the Aged のようなチャリティーショップもあるんですよ。ここでクリスマスカードをまとめ買いとかしてました^^ 日本のアースデイっぽいイメージなんだけど(洋服だけじゃなくて日常雑貨や食べ物なんかもある)日本のフリマはどんな感じなのかな?(実は、1回通りがかったことしかないのです)
今回は、引っ越し追い込みのため自分で売ることはできなかったけれど、湘南でもよく行われていると彼から聞いたので、片づけられなかったものを持って行ってみようと思います!ネットオークションという手もあるかもしれないけれど、お友達とあったかい格好して、わいわいおしゃべりしながら集まるだけで楽しそう!ユニークな友人が一体全体どんなものを持ち寄るのかを見るだけでもおもしろそうです。みなさんも、お友達と一緒にチャリティーフリーマーケット、いかがですか?
フリーマーケットへ行こう 全国のフリーマーケット開催情報とリンク集
フリーマーケットガイド 情報誌もあるのね
東京リサイクル運動市民の会 東京/神奈川/埼玉/千葉など 東京近郊でフリーマーケットを主催してます
November 15, 2005 7:14 PM
ブログって何でやっているの?と時々聞かれます。きっかけはパートナーからおもしろいよ!と教えてもらったからなのですが、2003年にスタートしたときは、本当に普通の日記みたいでした。右サイドバーからご覧いただけますが、最初のエントリーは、住んでいた谷中の猫のことでした。(しかも、Living with Art?だったのね!)
ところが、この1年くらいで、日記から少しだけ異なる扱いになっています。最初の頃の素直な文章も大好きだから大切なのですが、シンプルに役割が異なってきているように感じます。ブログは、情報と思考の整理→発表の場、ある意味で大切な「創造の場」のひとつなのです。
自分の視点だけで書いていた状態から、パブリックな視点を考えるようになってきたのかな。ブログを続けてきたことで、何かを見たとき、したとき、聞いたときに「伝えるならば」という視点で、つまり、できるだけ客観的な情報を集めつつ、自分の感動や感想をクールに押さえることを意識する癖がついてきたように思います。そういえば、「自分の感情を本気で表現するならば、どういう表現になるだろう?」ということを良く考えるようになりました。(だから「上手に言えない」とかになってしまうのだけれど(笑))
みなさんは、どういう理由からブログを始めて、続けていますか?
さて、フィールドのリーディングパーソンの一人であると同時に、素敵なブロガーでもある方;-)がアップルストアでトークを行います。「ブログを書くことで、自分自身にどのようなフィードバックが得られるのか?」というのがひとつのテーマ。ブログを始めたけれど続かない、とか、何を書いていいかわからない、とか、ブログってなんでやっているの?とかそういう疑問に答えるきっかけとなるかもしれませんね〜。ブログデザインについてのプレゼンもあるし、Web上で進んでいる議論もわかりやすく説明してくれるようなので、私も参加して頭を整理してきたいと思います!真剣に話を聞いて、うなずいている人をみかけたら私だと思ってくださいね:-)
日時:11月24日 19:00〜
場所:銀座アップルストア(地図&スケジュール)
■イベントについては、こちらから
November 12, 2005 4:28 AM
日本でもシュタイナー教育をはじめ耳にすることがこの数年増えたルドルフ・シュタイナーの人智学(アントロポゾフィー)。そのアントロポゾフィーと人、社会を結ぶ場がフォーラム・スリー です。以前、このブログでもご紹介したことがあります。私は、アートセラピーのワークショップに参加したり、ドクターハウシュカをお願いしたりしています。シンプルに、そこに集まる方々が好きなので、大切な場となっています。
さて、フォーラム・スリーからイベントのご案内をひとつ。
カースト・女性差別を廃した村の学校とネパールのヴァルドルフ教育
ネパール・めだかスクールの挑戦と草木染め支援プロジェクト
ネパール東部サピン村に、根深いカースト制や女性への教育差別を超えて活動しているのが「めだかファミリースクール 」。 村の青年ウッタム・ラジ・ギリーさんと多くの日本の支援者によって始まった「めだか」の活動は、教育にとどまらず、整体の普及を中心とした村の保健衛生の活動にも広がり始めましたのだそう。今回の講演では、「めだか」を草木染めの技術支援で支えようと現地入りした草木染め染織家の二口孝絵(ふたくち・たかえ)さんと、ウッタムさんをお招きして、「めだか」の紹介と草木染めプロジェクトの報告が行われます。そして、第2部では、ネパールの身体的・社会的弱者のための共同体シャンティ・セワ・グリハ、NGOが運営する孤児院のバルマンディル幼稚園など、ネパールのシュタイナー教育実践についても紹介されるのだそうです。
シュタイナー教育というと、欧米中心だと思われているけれど、ネパールにも広がっているのですね。私は、ネパールというとセーブ・ザ・チルドレンのネパール支援 lを思い出してしまうのですが、他の活動のことも知りたいな。そうそう、いま、弟がネパールにいる(半ば住んでいる)ので、なおさらお話を聞きたいものです。
日時:2005/11/14 Mon.19:00〜21:00
場所:オープンフォーラム早稲田
その他:申し込みは不要、入場無料
関連エントリー:
人智学の場"フォーラム・スリー"でオーガニック蜂蜜の試食とお話の会
紛争、災害、そして、復興支援を行う国際支援NGO、ピース ウィンズ・ジャパン (PWJ)の活動報告会に参加。「アフタヌーンコーヒー」「イブニングコーヒー」という名前のこの会では、自然栽培のフェアトレードコーヒー”ピースコーヒー”を飲みながら、PWJの支援活動や、支援地域の状況をスライドや資料を使ってより詳しく知ることができます。イラク、イラン、モンゴル、インドネシア、新潟(新潟件中越地震緊急支援)など世界12カ国で活動しているPWJ 、今日の報告会は、パキスタン地震の現状とPWJの緊急支援活動 の内容について。第一陣派遣スタッフが撮影した写真や映像を紹介した後に、支援活動の内容、現状と課題が伝えられました。パキスタン地震について、少しまとめてみます。
パキスタン地震
発生:2005年10月8日 午前8:50
場所:パキスタン北部カシミール
(イスラムバードから90km北北東)
マグニチュード7.6、地震の深さ10km
(阪神大震災:マグニチュード7.3、地震の深さ16km)
(新潟中越地震:マグニチュード6.8、地震の深さ10km)
死者:7万33276名(2日、パキスタン政府発表)
300万人が住宅がない状況
60万人の被災者に治療や救援物資が不足している
比較はあまり好きではありませんが、阪神・新潟の二つの地震と比較したときにこの地震のスケールに驚きませんか。
さて、緊急支援活動においてプロ集団のPWJは、地震が発生したその数時間後に方針を決め、隣国アフガニスタン駐在スタッフ2人と東京事務所スタッフ3人の計5人を、9日にパキスタンへ派遣して緊急支援活動を開始しました。すぐにテントやキッチンセットの調達・輸送にも着手。「医薬品輸送が優先されたため輸送が1日半遅れてしまった」という発言に危機意識、スピード感の違いを感じました。そして、一週間後の10月15日には、他の団体も含め、バラコット地域内の被災者全体を対象に、大規模な支援物資配布をスタート。被災者を対象に、つまり、配布前には被災者の特定が必要。被災者にあたる人は、登録され、どういう内容の支援が必要かを明記した登録書を渡し、それを持って物資と引き替えるのです。被災者が広域(今回は地域内ほぼ全員)の場合、歩き回って対象となる人に声をかけてまわるそう。家族を捜しにイスラムバードから出てきた対象外の人たちや、大混乱の中から対象者をみつけ、登録を促すことは大変なこと。
11月4日現在の支援内容は、テント:1350世帯以上(屋根を二重にして保温性を高めたダブルフライヤーを含む)、キッチンセット:約1000世帯(調理・食器セット=皿・カップ・スプーン・フォークなど)、ポリタンク:約480世帯(20リットルの容量のものを、1世帯に2個配布)、子どもたちへのイードのプレゼント(菓子)。これからは、がれきをのぞくためのツールキット、ポリタンク(ジュリカンと呼ぶそう)、ストーブ、ランタン、文房具などを配布する予定です。
パキスタン地震の現状と課題 について、4点があげられていました。
1,頻発する災害 →災害疲れをうんでいる
PWJという意味ではなく、メディアや社会的に疲れが見られている。カトリーナ、福岡の台風被害などが相次いでいることも、パキスタン地震の報道不足の一因かもしれない
2,メディア報道の少なさ →不十分な関心喚起
地震発生の翌日・翌々日(10/9,10)のトップニュースは、村上ファンドのこと、新人議員のことなど。パキスタン地震の報道不足は、他のNGO・NPO関係者からも良く聞きますが、「今回は、プレスリリースを送っても本当にメディアカバーが受けられない」とPWJの方々も話していました。その理由のひとつとして、3.をあげていました。情報を届けるためにPWJでは、自分たちのサイトでの情報提供ではリーチが広がらないため、Yahoo!ニュースのバナーに情報をいれたり、Googleで検索上位になるように工夫しているそうです。
3,地理的・心理的な距離 →メディア、市民の関心の低さの原因となっている。
この点について他のNPO・NGOと対策を考えるために集まっているそうですが、確かに難しい点です。私はカシミールを訪れているし、仲良しも住んでいるから自分のことのように心配したけれど、地理的な距離はありますよね。
4.支援をよびかけている国連 →各国政府の対応も悪い。
アナン国連事務総長は、10/20に「必要な支援活動費の12%しか集まっていない」と話しています。インドネシアの災害時と比較して、活動開始が遅い。(その中で、日本政府は割に早いのではないか(緊急対を10/9派遣)という意見はありました。)
日本よりもぐっとぐっと寒いこの地域、冬は、もう目前です。本当に、緊急支援が必要とされています。
最後に、現地にいた方に、私たち市民は何ができますか?と訪ねました。その答えはこういうもの。まずは、関心を持って欲しい。どういう状況で、どういう被害、それに対して誰が何をしているのか。情報を集め、関心を持ってもらわないことには何も始まらないのです。また、さらに一歩支援をする場合、物資よりも資金のほうが迅速な活動に結びつけやすいそうです。(物資の場合、それを輸送するコストが発生しますよね)
メッセージの伝え方、日本の寄付文化などいくつか考えていることがあるのですが、それはまた別のときに。今日は、パキスタン地震とPWJの活動のことを少しでも伝えられたら…と思います。他にも活動をしているところはいくつもありますので、各団体のサイトをのぞいてみてください。また、各団体は活動報告会も実施しているようなので、参加してみるとリアルな感覚が得られます。おすすめです。
■ピース ウィンズ・ジャパンについて
■パキスタン地震被災者支援
■アフタヌーンコーヒー&イブニングコーヒー
■Think the Earthプロジェクト緊急支援情報
世界はどうなっている?サステナビリティの科学的基礎に関する調査2006 でご紹介したプロジェクトサイトがオープンしましたね。報告書をすべてダウンロードすることができます。また、文献リストが章別にまとめられています。
■サステナビリティの科学的基礎に関する調査2006
■調査報告書 と文献リスト
November 4, 2005 10:14 PM
このところのんびり更新中のブログ、理由は、引っ越しの準備でバタバタしているからなのです。引っ越し先は…、どこでしょう?今後のお楽しみです;)
さて、学生時代、就職してから東京に住んでいましたが、いつも実家があった私は、いかに荷物が多いかということを自覚していませんでした。今回、本気の引っ越し、つまり、すべてを持って出ることになり、書籍の山に驚くばかり…。大きな本棚をまだひとつ残しながらも、段ボールがすでに6箱もあるのです…。ここはひとつ、取り替えの聞く書籍、CDは一掃することに決めました。
さて、みなさん、本を整理するときはどうしていますか?
廃品回収に出す?燃えるごみの日に捨てる?小学校の廃品回収に持っていく?ブックオフに売る?フリーマーケットに持っていく?アマゾンで売る?私は、アマゾン説は却下。だって、冊数も多いし、送料もかかるし、管理がまず大変だから。廃品回収かな〜と思っていたら、ブックオフが引き取りに来てくれると耳にしました。さっそく今週末に頼もうと思っていたら、こんな素敵なチャリティーの方法を知りました。
◆本・CDのリサイクルで海外協力!送料無料!
30年近くバングラデシュをはじめ、ネパールやインドで活動している日本の草分け的存在のNGO "シャプラニール=市民による海外協力の会 "が、BOOKOFFと提携して、古本やCDを海外協力に活かす活動を行っているのです。本の売り上げは、主にストリートチルドレンと呼ばれる路上に暮らす子どもたちの支援活動などに活用されます。ちなみに、『世界を変えるお金の使い方』 によると、100円でバングラデシュのストリートチルドレン20人がコップ1杯の牛乳を飲むことができるのです!
不要になった本、CD、ビデなど捨ててしまうのは楽かもしれないけれど、身近にできる海外協力として活用してみませんか?送料無料、荷物も引き取りに来てくれる…とっても簡単です。ぜひお知り合いの方にも教えてあげてくださいね。他にも、アジアで教育文化支援活動をしているNGO"シャンティ国際ボランティア会 "も、SVAリサイクル・ブックエイド もあります。
◆書籍でチャリティー 例:シャプラニール
STEP1
シャプラニールに1.電話(03-3202-7863)、2.FAX(03-3202-4593)、
3.HPから、いづれかの方法で「ステナイBOOK申込セット」を申し込む。
STEP2
ブックオフ宅本便センターより以下3点が届く(1週間以内)。
・「宅本便ガイド」
・「買取申込書」兼「シャプラニールへの寄付依頼書」
・「ペリカン便着払い伝票」
STEP3
宅本便ガイドに従って本・CDなどを箱詰めし、
「買取申込書兼寄付依頼書」を一緒に梱包。
日通ペリカン便に集荷依頼の電話(0120-41-0202)をする。
指定日に、ご自宅や会社まで集荷に来てくれます。送料は無料!
STEP4
ブックオフ宅本便センターから買取金額の通知がハガキで届く。
買取金は自動的にご協力者のお名前にてシャプラニールに寄付され、
寄付の確認後、シャプラニールからお礼状を送られてくる。
STEP5
寄付は、バングラデシュやネパールのストリートチルドレン支援等に活用される。
素敵なアイディアですよね!
November 1, 2005 10:17 PM
サステナビリティの科学的基礎に関する調査2006 シンポジウムに、31日参加しました。前三重県知事、早稲田大学大学院の北川正恭 教授と、東京大学の山本良一 教授が呼びかけ人、日本最大の保険会社、東京海上日動が単独スポンサー(3000万円のスポンサーシップを一社で負担!)となり、イースクエア が事務局を務めて調査が行われました。(2005.4〜10.31)シンポジウムに参加した人は手にすることができた「サステナビリティの科学的基礎に関する調査 2006」は、国内外の多くの科学者へのインタビュー・ヒアリングを通してまとめられた約300ページに渡る報告書で、5つのパートからなっています。
第一部 サステナビリティとは何か?
第二部 サステナビリティの5つの側面
第三部 人間活動を支える環境サービス
第四部 環境影響の評価手法
第五部 「地球の環境収容力」をどうとらえるか
中核を担うのは、第二部。それぞれ、気候システム、エネルギー、資源と廃棄物、食糧・土壌・水・森林、生物多様性の現状がどうなっているのか、ということを中立的な立場から情報収集し、まとめています。
地球の今はどうなっているのだろうか?という問いにこたえようとするこのような報告書の類としては、IPCC (気候変更に関する政府間パネル、Intergovernmental Panel on Climate Change)があります。また、1984年から毎年発行されているワールドウォッチ研究所の『地球白書』(State of the World) も、一種バイブル的扱いを受けていますよね。
さて、今回行われたプロジェクトには100名以上の研究者が携わっているわけですが、このような形の報告が日本でまとめられたのは例をみないのでは?いま、手に入れられるサスティナビリティに関する最新の科学的知見が集まっているという意味では、読んでいておもしろいです。例えば、第五部 「『地球収容力』をどうとらえるか」では、エコロジカル・フットプリント (FE)指標とその応用事例などを紹介しているのですが、FEに対する反論も紹介。他にも「成長の限界」など様々な指標、考えが紹介されると、それに対する反論、反駁がまとめられています。私の仕事は、中立的な情報提供が求められることが多いので、こういう報告書は勉強になります。
40ページにまとめた簡易報告書は12月発刊予定。報告書PDF、参考文献一覧などがダウンロードできる専用ホームページ(www.sos2006.jp)は、10月31日開設予定です(まだオープンしていないみたいですが…)民間プロジェクトでありながらオープンソースなこの報告書。学生も企業も行政もこれを自由に活用して良いのです。こういうオープンネスがとても良いなと思います。
さて、個人的には、この会議も楽しかったのですが、ここに行く途中でばったり会った大学時代の先輩との出会いに感激。帰国子女だけのインテンシブイングリッシュで同じだったKORは、ディベートのときの力強い仲間でした;)キャンパスが変わってから何年も会っていなかったのに、昨日、日比谷駅ですれちがって再会したのです!しかも、同じフィールドで働いている!彼女は、(特非)ローハスクラブ の主任研究員を始め、様々なフィールドで大活躍の模様。また、会場で久しぶりに会ったほんわかなECO:) さんとKORはお友達!さらに茅ヶ崎在住の冒険家・中央大助教授の九里さんともばったり再会!しかも、お家が超近いことが判明し、世界の狭さにびっくりした1日でした。この世界に呼ばれているという感じが本当にします。毎日忙しいけれど、ゆとりがあるように周りから見えることも、肌に合っている証拠かしら。あせらずのんびりと自分の専門をここで築けたら良いなーと思います。あー、それにしても、びっくり&嬉しかった〜。
サステナビリティについて、ほんわかなECOさんみてみてくださいね
山本良一先生が責任編集している本、おもしろいですよ!
サステナブル世紀の環境コミュニケーションという副題があり、電通エコ・コミュニケーション・ネットワークが編集しています。入り口に良いな、と思います。(索引があればもっといいのに)