イギリスに来てから嬉しいことのひとつが、食事のほとんどがオーガニックになったこと。近くのお店にも有機の食材は売っているし、毎週オーガニックの野菜が届くので、身近なのです。
普段は、季節の野菜が十数種類入った「ベジタブルボックス」を注文しているけれど、追加で「パンプキンボックス」も頼んでみたら、色とりどりのカボチャが届きました!きれいな色!
ヘチマみたいなカボチャは、やわらかめ。半分に切ってオーブンで焼いて、くり抜いてクスクスをつめて食べるとおいしいんだって。緑の小さいカボチャは、日本のものに似ている。だから、煮物にぴったり、母のお気に入り。大きな橙色のパンプキンは、スープにしたら甘みとコクがあってとてもおいしかった。
「花より団子」ならぬ「ランタンよりポタージュ」ということで、ハロウィーンにしっかり食べられちゃいましたとさ。
Happy Halloween!
October 29, 2007 11:53 AM
アイスランドから帰ってきました。写真は、いつも通り"そのうち"… なぜなら、私の目の前には"試験"があるからです。
いま、イギリスで何をしているかと言うと、1)両親と一緒にイングリッシュライフを楽しみつつ 2)美大に行っています。なかなかイギリスに長く住むことはないと思い、今年、plange(飛び込む)したわけです。
同時に、もう少し自分の「好き」という気持ちに向き合いたいと考え、思いきって美大も受けてみたわけです。月に1度の絵のクラスに通いながら、ポートフォリオを作り、その作品集とレポートで試験を受けました。2次試験の〆切と、朝日新聞の紙面発行が同じ日で(笑)もう、徹夜続きでした(笑)そして、ぎりぎりの7月に結果が出て、ホッ。不合格でもイギリスには来るつもりでしたが(1がメインだから)、アートスクールに行けてよかったと今は感じています。考え方がすでに変わり始めました。
学校は、the Arts Institute at Bournemouth . 弟がここに通ったこと、両親の家から通えること、ターナー賞を受賞した写真家、ヴォルフガング・ティルマンス が卒業したことくらいしか知りませんでしたが、UKで2番目に評価されている美大だと入学後に聞きました;-) 。国内外から集まった生徒たちも面白く、なかなか楽しい毎日です。
9月から先週末までは、様々なメディアを学ぶコース。ドローイング、フィルム、写真、3D(木工、貴金属)、テキスタイル、ペインティング、グラフィックデザイン、プリント(版画、リトグラフとか)などを毎日やっていました。
そして、今週は、self initiated project. 自主制作です。「presence and absence -存在と不在-」というタイトルのもと、ブレスト、リサーチ、試作、自主評価、改善、制作、分析と解説、というステップを通じて作品を作っていきます。完成させることが求められているのではなく、今までの10週間で身につけた作品作りの基本や姿勢をいかすことが求められています。
最初のうちは、頭で考えすぎて完璧を目指してしまっていたので、短期間で作品を作らないといけない毎日が大変。終わらない!うまくいかない…自信喪失…!でも、4週目くらいに、試作を重ねること、失敗することが、描いた作品への道筋をもたらすことや、思いがけない一歩をもたらすことを実感できるようになってきた感じ。今は、一番最初に頭に浮かんだ"すばらしいアイディア"に固執したり、思いついた順にランダムに作品を作ったりする癖を変えています。とにかく、ブレストして、アイディアをいっぱい考えてから、手を動かします。試作を行って、いっぱいいっぱい試している間に、ちょっと休憩。その間に他のアーティストや歴史をリサーチ。例えば、写真をやっているときでも、3Dの作品やテキスタイルなど色々なジャンルを見ます。それから、自分の作品に戻っていくわけです。
再来週の試験では、今週の課題のほかに、今までの作品やリポートも評価対象。うーー、久しぶりにうなっています。さぁ、がんばるぞぉ。
ワークショップの様子。好きな席に座って、ひたすら作業。
ここでは家庭用ミシンを使っていますが、隣には工業ミシンがずらーりと並ぶスタジオも。ちなみに縫っているのは布だけではなく、紙とか色々です。
"surface and texture"のサンプル。対比する性質を表現する、というタスクです。例えば、凸凹、曲線と直線、マットとシャインとか。
到着しました。さむいーーー。寒いだろうとは思っていましたが、日中が2度ってどんな感じかをすっかりわすれていた。明日は、Joyとふたりであたたかいお洋服を探しにいく予定。
アイスランドは、どうやら夜のスタートが遅いらしい。20時ぐらいになって、少しずつ人が町にくりだし、3時くらいまでライブなどが続きます。今日はアイスランドエアウェイブフェスのオープニングパーティーがあります。かるくカフェに立ち寄ってから、町中にいくつも点在するライブ会場(日中はカフェやバーやショップだったりする)に行ってこようと思います!
icelandairwaves.com
Hello! Here I am, at Stansted Airport in London. I had to take a coach to the airport at 00:45 and arrived here at 04:50. I have had two teas and a biscuit to comfort me while I wait for my flight at 12:30!! It's as bad as India, all this waiting...
Anyway, I'm off to Iceland. I'm going to the largest music festival in Iceland called "Iceland Airwaves". Apparently the Icelandics party like crazy ?! Will get pics and update you when I get back.
October 15, 2007 10:53 PM
"自分上手に生きる"をテーマとした月刊 psiko(プシコ) に、インタビュー記事が掲載されました。突然いただいたお話でしたが、ライターの方も、以前お仕事をご一緒した編集の方もカメラマンの方もとても素敵で楽しいひとときでした。
今回の特集タイトルは「NPOとは清く貧しく…働くところ?」。NPOで働いている知り合いはいますか?皆さんは、どういうイメージを持っていますか? 私は「偉いね」とか「(生活が)大変じゃない?」と言われることがよくありました。「本職は?」と聞かれることもわりと多くて、Think the Earthプロジェクト での仕事はボランティアだと思われていたようです!
この記事は、NPOで働く3、4名のインタビューをもとに書かれていて、読み応えがあると思います。といっても…実は校正しかまだ拝見していなくて、本誌はこれからなので自分でも楽しみです。Think the Earthプロジェクトのオフィスで撮影された写真が、目次と見開きに大きく使用されていてちょっと恥ずかしいのですが、とても良い記念になりました。ぜひご覧くださいね。
psiko(プシコ)2007年11月号
psiko Journal Vol.11
「NPOとは清く貧しく…働くところ?」
October 15, 2007 10:40 PM
イギリスでの生活も7週目に入り、ようやく落ち着き始めた。変わらない町並み、少し開発が進んだ地域、各地に散った幼なじみたち、年を重ねたアンティーやアンクルたち、耳に心地よい言葉、いつまでも美しい風景…懐かしいイギリスと新しいイギリスとの出会いを、毎日楽しんでいる。
イギリス行きは突然のようで、実は、随分前から考えていたことだ。美術館の仕事を離れてから行くつもりだったが、思いがけなくすばらしい仕事と出会い延期した。これは、人生を大きく変える人々・出来事との出会いだったので、本当に本当に感謝すべき数年間だ。ただ、人生の大きな区切りを迎えた今年、イギリスに行くことは、ただただ私的な理由において大切なステップであり、実現できたことにホッとしている。親しい人たちと離れることは寂しく、好きな仕事を離れることは残念であり不安でもあるが、彼や家族、友人たちの後押しに感謝している。
朝、目が覚めたら父が紅茶をいれてくれた。母は庭にいて、9月目前でも色鮮やかに咲く花々を一緒に見て回った。朝ご飯の後には、Durlstonへ散歩に行った。町へ降りて行って海辺を散歩して、帰ってお茶を飲んで…こんな風に、突然イギリス生活は始まり、昨日まで茅ヶ崎にいたのに…ととても不思議だったけれど、あっという間に普通になってしまった。
子どもの頃に使っていた部屋は、さすがに少し小さくなっていたけれど、あの頃気に入っていたお人形や使っていた家具はそのままで、少しクラクラするくらいだった。足をぶらぶらさせて座っていた椅子に腰掛けると、しっかりと床に足がつく。荷物をほどいて、ベッドに寝転がると、空が見えた。虹だ。ちょっとさい先よいような気がしてしまう、そんなのんきな気分になれることがうれしい。
先日までインターネットにつながらなかったことも一因ではあるけれど、何よりも着いてすぐに始まった大学での授業が忙しくてブログも随分と滞ってしまった。書くことは、私の楽しみでありひとつの表現だから、また始められることがうれしい。イギリスの美大生活もちょこちょこと書きつつ、毎日の何気ない隙間に潜むハピネスを日本と世界の大切な皆さんにシェアできたら、それこそハッピーなことだと思う。
「夏の思い出 2 すばらしき懐石に舌鼓 」からの続き。
夏の旅行で、最高に楽しかったのは友だちとのキャンプ。1日前にキャンピングをはじめていたセトウ夫妻とともに、山あいにあるキャンプ場へ向かった。「テラ・憩いの里 」は、3、4年前(だと思う)に訪れたことがある。ログキャビンやティピがあるちょっと変わった場所。キャンプスペースも敷地内の山あいにバラバラと作られているので、横一列にテントが張られることがないのが気に入っている。
ここはとにかく、木々が密集していて、自然の中にいる!という感じがひしひしと伝わってくる。看板のある入り口がそもそも山っぽいところにあるのだが、そこからキャンプ場までの上り坂がすごい!迷ったのでは…という不安を2、3回払拭してひた走ると突然エントランスが現れる。(上り坂にある"テラの看板"は、コメントがおもしろいので見てみて!)大きなウェルカムをしてくれるオーナーの金子さんがけっこう個性的。1960年代から続く憩いの里ですから、"筋金入り"です。若い人が働きに来たり、リピーターのキャンプ客がいたり、ちょっとコミューンっぽい雰囲気もある。
ここをベースに、早起きしてサーフィンをしたりビーチでのんびりしてから、フルーツやシリアルの朝ご飯を食べ、それぞれが準備をしてお出かけし、ばったりとレストランで遭遇し、またサーフィンをし、夕ご飯を食べる(伊豆のお魚定食は、東京の2倍以上ある)という生活を送った。
夕食のあとは、大きなタープをはったふたりの"お家"に集まって、静かに静かに話し笑う。まっくらな中、木々がさわさわささやく。ねぼけた鳥の声や虫の鳴き声がする。かすかに蒸し暑い夜、わずかな風が肌をなでる。あまりにも充足していて、気がつくと4人で静かに、満足げに座っていたりする。そんな夜が、とても幸せだと思う。そして、その気持ちを胸に、それぞれのテントへ帰って行き、眠るのもいい。大地とか木々とか空とか海とか大きなものに囲まれたひとときを過ごし、自分のなかの自然ともつながりを深めた数日だった。
テラ・憩いの里
静岡県賀茂郡南伊豆町下賀茂899
Tel / Fax 0558-62-3141
「夏の思い出 1 清流荘で至福のひととき 」からの続き。
おいしいお食事には時々出会うけれど、感動するお食事というのはそれほど多くない。でも、清流荘の懐石は「すばらしい」の一言。ひとつひとつ芸術的な作りとおいしさなのです。滞在中のお食事が重ならないのはもちろんのこと、前回訪れたときと異なるように料理長がお客様毎に献立を考えていらっしゃるそう。
またもや絵日記風ですが、写真を一部up。お食事の内容は、彼のメモから。
御料理 平成十九年 葉月
食前酒: トマト酒
先付け: 地魚と季節野菜
前菜: 鱧(ハモ)、蛸、雲丹(ウニ)寄せ
お椀代わり: 枝豆すり流し、胡麻豆腐、海老
お造り: 地の物盛り合わせ
台物: 鮎ハーブ焼き
煮物: 賀茂茄子、牛肉巻き、生湯葉、舞茸
油物: 笠子(カサゴ)姿揚げ
香物: 盛り合わせ
水菓子: 季節の物
甘味
書いているだけで、またまた行きたくなる私なのでした。
8月のことを10月に記すのもはばかられるのですが…今年の夏も伊豆に行ってきました。絵日記風に写真いっぱいのエントリーを書いてみます。
例年では、初夏と初秋に行くことが多いのですが、今年は8月の伊豆へ。キャンプをすることもあれば、アーネストハウスをはじめホテルなどに泊まることもあるのですが、今年はお祝い事もつづいたので、素敵な旅館につれていってもらいました。
旅館って、私のなかではまだ"大人"(両親など)と泊まるイメージ。いつも通りどこに行くのかもわからず、ついていってみると…そこはすごい入り口ではありませんか。入り口には、大女将とおぼしき女性も出迎えてくださり、あたたかな滞在のはじまりはじまり。
下田蓮台寺温泉の清流荘は、カーター元米国大統領をはじめ国内外の要人もお迎えしている老舗旅館。約6000坪の敷地には、2000坪の庭園と、わずか30部屋しかありません。私たちが一番驚いたのは、多分、お客様との出会いの少なさです。大きな露天風呂も、一度以外は、ひとりでした。なんという贅沢!
外を流れる川をのぞむ部屋へ通されると、さらさらと流れる川音に心もほぐれ、すっと日常からはなれる。旅館らしいしっかりとしたおもてなしをいただけるけれど、ここ清流荘の魅力はどこかゆったりとしたところだと思う。おつとめのみなさんも、ゆったりとした雰囲気のため、緊張を強いられないというか、本当にゆったりする。
そして、清流荘の素敵なところは、クラッシクネスとモダンのバランスでしょう。相当に渋い旅館なのに、なんと一年中入れる温水プール、スパ、林のなかにひっそりたたずむサウナ、本を読みながらじんわりと暖まることができるガーデンサウナ、アロマフットバス、北欧のミストサウナなどがあるのです。滞在客が少ないからこれらの設備もまったく混雑しておらず、まさに自分の家状態。彼が、台風の影響であれくるう海でのサーフィンを堪能している間、私は完璧に清流荘を楽しみました。
さらに、旅館内にもスパがあり、彼ははじめての経験で感動(していたと思う)。すっかりはまって、これからも一緒にいってくれることを期待しつつ、清流荘の素敵なことをもうひとつ発見しました。それは、庭の奥深くにある、2時間半貸し切ることができるスパ。今度はそこに行きたい…とすでに危険な贅沢にはまっている私です。
清流荘は、お食事もおそろしくおいしいのです。これは、次にご紹介します!
* 清流荘ホームページ
* 清流荘[一休.com] 施設情報
お部屋でくつろぐのも旅館の楽しみ。もちろんお部屋にもお風呂がありますが、館内には貸し切りで入れる露天風呂もあります。本を読んだり、おしゃべりしながら入ることができていい。そういえば、清流荘のアメニティは、アグロナチュラの製品 です。バイオダイナミック農業で育てられたオーガニック植物でつくられた製品は、とっても気持ちよい。なんて良いセンス!
今日、6週間〜7週間ぶりにMacがネットにつながりました。メールもやっと受信でき、その数の多さたるや…これからが一仕事。でも、必要だと思っていたけれどそうでもなさそうなメールニュースとか、どこから送られてくるのかわからないメルマガも多くて、自分がいかに情報におぼれていたかがわかりました。パッキリと整理をしよう。なければないでやっていける。
それしても、うわぁー、最後のエントリーは8月中旬だったのか。生きてるかどうか…ちょっと怪しむくらいの期間です。ちなみに、もしものことがあったら、パートナーが厳かにそのことをエントリーしてくれることになっているので、更新されていない間は安心です。英語のことわざで "No news is good news"というものがあります。でも…まめな弟が、ネパールに行ってから2ヶ月近く連絡がなかったときは、あと3日間で大使館に連絡するぞ!と思ったものです。故に、little news is good newsという感じでしょうか。
ネットにつながり、色々と落ち着き始め、これからリアルな"Living with Art"の様子をお伝えできるといいなーと思っています。のんびりと続けますので、これからもお楽しみいただけたら嬉しいです。