今日のスキマ - 風と散歩

朝から、風が強い。海が白くなっているのが見える。風波が立っているからだ。父の自慢のヤシの木が激しく揺れている。30年前に引っ越したときには膝くらいの高さだったそう。今では、3メートルくらいになっている。確かに、いい枝振りだ。そして、窓から見える黄色の花が、左右に、折れんばかりに揺れている。

花といえば、真冬にもかかわらず、庭にはたくさんの花が咲いている。母は、元々植物との相性がばつぐんに良いグリーンフィンガーなのだが、この頃は、エレメンタルの作用が強くなっているのだと思う。庭にいると、ルンルンしてくる。

午後になってから、風がさらに勢いを増す。クレタ島から一時帰国している女性の家に遊びにいく。帰り道、プロジェクトのことを考えながら、プラプラと散歩する。足を動かしていると、頭のなかがすっきりするのは私だけではないと思う。「編む」「光」「日常」「言葉」などのキーワードを思い浮かべながら、歩く。一回りするうちに、いくつかの案が浮かび、家でメモをする。彼の留守電を聞き、電話をする。ふんわりした雰囲気の声にハッとする、日本は1時半過ぎ。そうこうしているうちに、お茶の時間になった。父がビスケットを持って来てくれた。3人で空と庭を見ながら、座っていると、暗くなった。クリスマス頃は16時前に暗くなっていた。今は17時過ぎまで明るい。

夜は、魚を食べた。日本のお魚が食べたい、と思いながら食べるのは罰当たりだけど食べたいねと、母とこっそりと言い合った。

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