July 2008 Archives
July 29, 2008
3回目のヴィパッサナー
7月上旬から12日間のヴィパッサナーに参加してきました。弟がネパールとインドで経験したことがきっかけで私も2003年にはじめ、3回目の10日間コースでした。
1回目のことは、いまは発見が難しい過去エントリーに書かれていました。「瞑想後の感覚」。2回目は、2005年の冬の京都でこちらに書かれています。ヴィパッサナーの説明&リンクもこちらに書かれています。
1回目と比較して2回目は集中するのが難しくて、でも、 '何事も短期間では身に付かない' '答えはすぐに手に入るものでも、たったひとつのものでもない'という大切なことを体感し、ゆっくりとじっくりと生きていこうと考えるきっかけになったコースでした。
3回目は過大な期待もなく参加。母と共有できればいいなーくらいの気持ちでしたが、とりあえずひとつひとつのことを大切にやってみようと思っていたら、言われていることがずっとずっとよくわかるようになっていたり、経験や結果を求めるのではなく変わり続けることをひたすらに平常心で見つめることが大切なのだと頭だけではなく身体で理解できるようになっていました。10日間のコースを支えてくださる先生やサーバーの方、ゴエンカジやヴィパッサナーを伝え続けてきた人々への感謝も、今回は強く感じました。
イギリスのセンターは緑がいっぱいで、歩く所がたくさんあり気持ちよい環境でした。初のビルマ語コースということもありビルマの方も割と多く、仏教国の人たちのおだやかさや優しさに感動。様々な宗教の方がいてヴィパッサナーの奥深さも感じました。
ちょこちょこと母の姿が見えて、途中でめげそうになったときに励みになりました。10日間の沈黙も心良く、きっとイギリスで静かに生活しているからあまり大変じゃなかったのでしょう。その分、空想力が強まっていて、現実に引き戻す必要が何度も何度も(笑
前回に引き続き続けることが大切だという気持ちが強く、今回は母の意思の強さも手伝い、続けることができています。私は朝を時々さぼっているけれど...1年間はきちんと続けてみようと思っています。目指すは、メッタの瞑想の心境です。あと...judgmentalな自分からもっと自由になりたいなーと思います。
July 4, 2008
誕生日
毎年、誕生日のエントリーを書いていることを覚えていてくださった方から「今年はどんなことを書くか楽しみにしています」とメッセージをいただきました。お客様がいらしたことやすぐに海外に出たことを言い訳にすっかりタイミングを逃していたけれど、何年も続けてきたことだったので、彼女の言葉に感謝しつつ書いてみようと思います。
と言っても...大したことは書けませんが...今年の目標は「受け入れる」です。あきらめるという意味ではなくて、まずは今あるものを、今いるところを受け入れることから全てが始まる。ということをイギリスに来てから実感しはじめたので、今年は実践!
秋には日本での新しい生活が始まる。そのことをしっかりと受け止めたい。軽やかな翼を忘れずに、でも、しっかりと地に足をつけて生きていきたいなと思います。
「受け入れる」は私の場合は「回り道しない」とも何となく通じているような気がしています。将来何かをしたいから積み重ねることは大切。でも「いつか何かが起こる日のために準備する」ということとは違うと思う。生きている今を受け入れ大切にすることが未来につながるから、今を自分の心がふるえることでうめていきたい。そのための強さがイギリスで鍛えられたと思うから、多少の孤独と引き換えであっても自分に誠実に生きていきたいです。
20代最後のLiving with Art、今年もお楽しみいただければ嬉しい限りです。
そっと咲いている花にも最も美しく見える瞬間がある。そこを逃したくないと思う。
Swanageの庭には何種類ものバラが咲いていて見ていると幸せな気分が広がります。一部ですがお裾分け。香りも届けられたらいいのにね。
明日から10日間ほどネットがつながらない場所にいます。メールのお返事などが遅くなりご迷惑をおかけしてごめんなさい。それでは...行ってきます。皆さま良い週末を。 ![]()
Milan 5: デザインがいっぱい Nhow Hotel
今回2泊したホテルは、S社のアートディレクターからおすすめいただいた Nhow Hotel(ナウホテル)。ロンドンのTate Modernのように工場を改造して作られたホテルは、若手デザイナーの作品を様々なスペースに展示したり、フロントエントランスがオープンスペースのギャラリーのようになっていたり...とにかくおもしろい!
部屋もとても快適(こんなイメージ※音出ます)で、アメニティもキュート&使い心地良し。かなり私は好きだったけれど、窓が高い位置にあって外が見えないので閉所恐怖症気味だと苦しいかもしれない。窓のある部屋を選ぶこともできるので、事前に伝えると良いかも。
nhowの朝食はこの旅一番。コーヒーとパテスリーとフルーツをいただいて、カフェにいるようなのんびり気分を堪能。ホテル周辺を探索する時間はなかったけれど、ギャラリーやデザイン系のセレクトショップをいくつかみかけた。アップ&カミングなエリアなのかな?メトロから歩いて8分くらい。
Nhow Hotel Milano [LINK]
他地域のNhow Hotel[LINK]
☆写真をクリックして左下のキャプションものぞいてみてくださいね。
ちょっと告白しちゃいますけれど...私狭いところがあまり得意じゃありません。普段は平気だけれど意識するとドキドキしはじめる。中学生の時に学校中を使うかくれんぼというものがあって、理科室の棚に閉じこもった私が勝ったのは言うまでもないのだけれど...問題は扉が内側からあかなかったこと!30分以上も待ったあのパニック状態がやや脳裏をかすめました(笑)
そしてさりげなく絵文字初登場
Milan 4: 絶品!サルディーニャ料理
ミラノに行くにあたって、超美味というイタリアンをひとつ教えていただいたが、残念ながら訪れることができなかった。Nさん次回はぜひ行ってみたいと思います ;)
でも、不思議な場所でサルディーニャ地方の料理を出してくれるお店にばったり出会った。ここはワインもお料理もおいしくて、たくさんしゃべって、食べて、笑って楽しい一晩だった。今回の旅で私が一番気に入った場所。
サルディーニャはイタリアの側にある島で、イタリアの州のひとつに数えられている。でも自分たちの言葉もあるし独自の文化が育ってきたよう。シチリアと並んで訪れてみたい場所のリストに追加!
レストランの場所...残念ながらはっきりとは記憶にない。メトロポリターナでいうと「Lima」「Porta Tavenezia」の周辺だったはず。でもホテルがあるPorta Genovaまで乗り換えなしで帰ったから...そうすると緑の線上「Loreto」か「Caiazzo」かな。あー、シェアしたいのにわからなくてごめんなさい!ご存知の方いらっしゃるかしら。。
メニューの説明は、写真をクリックして左下のキャプションを見てみてくださいね。
Milan 3: ミラノの仕事場
ミラノではいくつかのオフィスを訪ねた。住宅街にひっそりと隠され、柔らかな光が差し込む半地下の部屋はアートディレクターのオフィス。近所の洗濯物も見える中庭を抜けた先にあるのは、イタリーで知らない人がいないというファッションフォトグラファーの仕事場。オフィスにおいてある一つ一つのアイテムが美しく機能的なデザインプロダクトだったことは印象的。好きな本や写真が飾られている。次に訪れたドイツの新聞社がキッチリキッチリしていたことを考えると、シンプルながらも彩り豊だったり遊び心があったりして、私のイメージするイタリアそのもの!Think the Earthプロジェクトの広尾のオフィスも本がたくさんあって、床は廃校になった小学校の廊下の木をリユースしていた。各自の机も広くて仕事がしやすい空間だったなーと思う。インスピレーションがわく空間作りって大切ですよねー。新しいオフィスはどんな感じかな。
Milan 2:サラダが得意なカフェ
午前中のミーティングが終わりランチへ。Corso Garlibaldiはセレクトショップなども多いエリアで道の真ん中にはオープンカフェがいくつも並んでいる。
たまたま入った場所はサラダが得意なカフェだったよう。サラダメニューは聞いたこともない野菜が多い。ウェイターに相談しながら、好きな食材をどんどんとトッピングしてサラダをオーダー。出てきたものは意外にもシンプルだったけれど、フレッシュな野菜がとってもおいしかった!
トマト味の細めのパスタとデザートにはマロングラッセのアイスとティラミスをセレクト。3人でわけてもたっぷりで、太陽を浴びながらひと休み。
Milan 1: 須賀敦子の街・ミラノへ
「Malta 6: ラストは...マルタでの食事!」から続く
バカンスのような出張、マルタから向うのはミラノ。実はイタリアははじめてだったのでとても楽しみにしていた。今回はわずか3日間だったし、何といってもお仕事だったのであまりゆっくりとできなかったけれど、街の雰囲気が随分とわかったから次に訪れるときはもっとゆったりと楽しめそう。
ミラノの第一印象は、大きな街!ということ。ロンドンとどちらが大きいのだろう?知らない場所だからかもしれないけれど随分と驚いた。車が多いことにもびっくり。しかもスピードが早い、早い。「スピードを出してごめんね、でも、僕、もう約束の時間が近いから」と言って80kmくらいで小さな路地を駆け抜ける。ヒャッという顔をするたびにタクシーの運転手が笑っていた。
街を歩いている人を見るとおしゃれな人が多いのもミラノならでは。スカートの人も多いし靴や鞄が素敵な人も多かった。カフェでのんびりと時間を過ごしたかった。ミラノにはぜひ住んでみたい。いやミラノに生まれて自分の庭のようにして育ってみたい。
イタリア、特にミラノが心の中で大切な位置を占めているのは『ミラノ霧の風景』をはじめ須賀敦子の作品が私にとって大切な意味を持っているからだと思う。霧が静かに流れる姿を目にすることはできなかったけれど、この街のどこかに須賀敦子さんと友人たちが住んでいたのかと思うと、古い壁や石畳にそっと触れたくなる。もしもイタリアにはあまり感心がなくて...という人がいたら、ぜひとも彼女の本を手に取ってほしい。最も読み返している本のひとつだ。
☆写真をクリックして大きくして見てみてくださいね。キャプションは左下です。
| 須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫) | |
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July 3, 2008
Malta 6: ラストは...マルタでの食事!
マルタの旅もいよいよ終了。ラストにまとめるのはマルタでの食事。マルタはやはり魚介類がおいしかったかな。必ずレストランに並ぶのはウサギとタコ。私、ベジタリアンなのですがちょっとウサギを味見しました。ふむ、鶏肉みたいな感じ。
全ての打ち合わせが終わった日は「ウォーターフロント」にあるレストランへ。海を見渡す一角には、イタリアンから中華まで様々なレストランが並んでいる。どこもおいしそうだったけれど、私たちは紹介された「La Vira」へ。19時に行ったら「早すぎる」と言われたけれど、マルタもイタリアも夜が遅くて長い。帰りは、仲よくなった隣のテーブルの方にホテルまで送っていただいた。マルタの人はみんなとってもフレンドリー、楽しい滞在だった。
写真をクリックしてキャプションも見てみてくださいね。さて、次はミラノへ!
Malta 5: メディナの工房
メディナの町には、ガラスや陶器の絵付けを行う工房が複数集まる場所がある。ここは観光地のひとつだけれど、マルタの銀細工やガラスは長い歴史がある。ドライバー・フランシスにいくつかの工房を連れて行ってもらった。Vallettaのお土産屋さんで買うよりもずっと素敵でリーズナブルなのでメディナの帰り道に寄ることをおすすめ!旅のはじまりじゃなかったら買いたかったものがいっぱい、でした、ふー。
Malta 4: 迷宮みたいな町 Mdina
「Malta 3:奇跡の教会-St.Mary's at Mosta」から続く
谷中に住んでいた頃に自覚したことがひとつあって、それは迷子になるのが好きだということだ。谷中にはいっぱい裏路地があって、そこで迷ってしまうと知っているはずの場所が突然別世界にとんだようになる。このことは萩原朔太郎が『猫町』に書いていてこの話を読んだ瞬間に萩原朔太郎が猛烈に好きになったのだけれど、それはともかく、つまり迷いそうな場所が好きなんだと思う。
考えてみたら子どもの頃から、路地とか誰かの庭へ抜ける道とか大好きだったし、秘密の基地や秘密の地図なんかもいっぱい作った記憶がある。
谷中とも朔太郎とも縁遠いマルタだけれど、実は萩原朔太郎も気に入りそうな場所があった。Mdina(メディナ)。紀元前1000年(それ以前という説も)にフェニキア人が都市を作り、ローマ人が島を支配しているときも総督府はここメディナに設置されていたそう。荘厳な石造りの建物にはローマ時代の石を再利用した建物も多数残されている。何がすごいって、今もこの都市に人が住んでいるということ。イギリスのナショナルトラスト管理下の家にも人が住んでいてびっくりしたけれど、生活を続けることで保たれる文化もあるのだろうなぁ。
そうそう、朔太郎が気に入る理由!それは、迷いそうな路地がここには多くあるから。そして猫がたくさんいるから。叔母に聞いたのだが、人口が38万人の島に70万匹の猫がいるのだそう。その割には出会わなかったけれどどこにいたのかなー。







































































































