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July 3, 2008

Malta 4: 迷宮みたいな町 Mdina

「Malta 3:奇跡の教会-St.Mary's at Mosta」から続く

谷中に住んでいた頃に自覚したことがひとつあって、それは迷子になるのが好きだということだ。谷中にはいっぱい裏路地があって、そこで迷ってしまうと知っているはずの場所が突然別世界にとんだようになる。このことは萩原朔太郎が『猫町』に書いていてこの話を読んだ瞬間に萩原朔太郎が猛烈に好きになったのだけれど、それはともかく、つまり迷いそうな場所が好きなんだと思う。

考えてみたら子どもの頃から、路地とか誰かの庭へ抜ける道とか大好きだったし、秘密の基地や秘密の地図なんかもいっぱい作った記憶がある。

谷中とも朔太郎とも縁遠いマルタだけれど、実は萩原朔太郎も気に入りそうな場所があった。Mdina(メディナ)。紀元前1000年(それ以前という説も)にフェニキア人が都市を作り、ローマ人が島を支配しているときも総督府はここメディナに設置されていたそう。荘厳な石造りの建物にはローマ時代の石を再利用した建物も多数残されている。何がすごいって、今もこの都市に人が住んでいるということ。イギリスのナショナルトラスト管理下の家にも人が住んでいてびっくりしたけれど、生活を続けることで保たれる文化もあるのだろうなぁ。

そうそう、朔太郎が気に入る理由!それは、迷いそうな路地がここには多くあるから。そして猫がたくさんいるから。叔母に聞いたのだが、人口が38万人の島に70万匹の猫がいるのだそう。その割には出会わなかったけれどどこにいたのかなー。


投稿者 asaka : July 3, 2008 10:32 PM

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