July 4, 2008

Milan 1: 須賀敦子の街・ミラノへ

「Malta 6: ラストは...マルタでの食事!」から続く

バカンスのような出張、マルタから向うのはミラノ。実はイタリアははじめてだったのでとても楽しみにしていた。今回はわずか3日間だったし、何といってもお仕事だったのであまりゆっくりとできなかったけれど、街の雰囲気が随分とわかったから次に訪れるときはもっとゆったりと楽しめそう。

ミラノの第一印象は、大きな街!ということ。ロンドンとどちらが大きいのだろう?知らない場所だからかもしれないけれど随分と驚いた。車が多いことにもびっくり。しかもスピードが早い、早い。「スピードを出してごめんね、でも、僕、もう約束の時間が近いから」と言って80kmくらいで小さな路地を駆け抜ける。ヒャッという顔をするたびにタクシーの運転手が笑っていた。

街を歩いている人を見るとおしゃれな人が多いのもミラノならでは。スカートの人も多いし靴や鞄が素敵な人も多かった。カフェでのんびりと時間を過ごしたかった。ミラノにはぜひ住んでみたい。いやミラノに生まれて自分の庭のようにして育ってみたい。

イタリア、特にミラノが心の中で大切な位置を占めているのは『ミラノ霧の風景』をはじめ須賀敦子の作品が私にとって大切な意味を持っているからだと思う。霧が静かに流れる姿を目にすることはできなかったけれど、この街のどこかに須賀敦子さんと友人たちが住んでいたのかと思うと、古い壁や石畳にそっと触れたくなる。もしもイタリアにはあまり感心がなくて...という人がいたら、ぜひとも彼女の本を手に取ってほしい。最も読み返している本のひとつだ。

☆写真をクリックして大きくして見てみてくださいね。キャプションは左下です。


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投稿者 asaka : 10:22 AM | コメント (0) | トラックバック

May 19, 2008

小さなときの目線

お天気がいい日が続いています。日陰はまだ涼しいけれど日向ではあっという間に日焼けするくらいの日差しの強さ。イギリスの太陽は日本よりも白くて強いような気がする。

草の上に直接寝転がると、ちょっとくすぐったくてちくちくして最初は違和感があったけれど昔はいつもこんな風に地面と触れていたはず。久しぶりの目線の高さがおもしろい。小さな虫がはっていることや草の香りがとても強いこと、緑には色々な種類があること、たくさんの音が自然のなかにはあること、地面が広く見えること、空の色が植物の色に影響を受けて強く見えること...いつも見ているものだけでセカイはなりたっているわけではない。

試験も終わり大学もあと数回なので暇になってきました。時間をみつけては本を読んでいます。といっても児童書ですが昼も夜も読んでいます。今年の経験で確実に自分のバリアーがゆるくなったというか広がったというか、子どもの頃の感覚がたくさん戻ってきています。絵を描くときも本を読むときも何かを作るときも、歩くときも遊ぶときも勉強するときも、子どもの頃の気持ちでひたすらに楽しむことができる。忘れないようにしよう、今度は。


やかまし村の子どもたち (岩波少年文庫(128))
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やかまし村の春・夏・秋・冬 (岩波少年文庫) やかまし村はいつもにぎやか (岩波少年文庫) 長くつ下のピッピ 名探偵カッレくん (岩波少年文庫) ピッピ南の島へ (岩波少年文庫)

リンドグレーンの世界、大好きです。やかまし村の子どもたちのような子ども時代を送れたような気がします。そして今年はまたそのような年でした。庭のフェンスに穴をあけたり木に家を作ったりはしませんでしたが!

ドリトル先生と秘密の湖 (ドリトル先生物語全集 (10))
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ドリトル先生を読んでからお散歩に行ったら馬と羊としゃべれるような気がしました。本当にいつもより'会話'ができるようになったのです。コツはしっぽをもつことです!この本、井伏鱒二の翻訳だって知らなかったなぁ。

投稿者 asaka : 8:05 PM | コメント (2) | トラックバック

November 19, 2007

36時間の雨とヒョウと「方舟」の恐怖

一昨日の夜から雨が降り始め、36時間以上も降りました。風もごうごうとしていました。イギリスは雨だらけのように言われますが、私の住んでいる町は、国内でも日照率が高い場所だから随分と久しぶり。でも、さすがに、大地も空も雲も家も(靴も)びしょぬれです。

今朝は、少し晴れ間も見えて、小さなピンクの雲もあったので、良いお天気だと踏んでいたら、お天気博士の父が「傘を持って行きなさい」と一言。えーと思いつつ、言うことを聞いてよかったの、なんの。その後、雨がドサドサと降って、バチバチっという音に驚いて教室のガラス天井を見上げたら、ヒョウが降っていたのです!そして、そのまま降り続けて、つもりました。お昼休みに中庭を歩いていたら、誰かが雪のようなヒョウに落書きをしていました。

ところで、雨が降り続けているときに"必ず"思い出す本があります。しりあがり寿さんの「方舟」。読んだことがない方は、ぜひぜひ。雨が降り続けて、降り止まないという話です。これをただのマンガと片付けていいのか…この話は、私のなか"恐ろしい事"トップ10に入っていたりします。こんなことになりませんように…そのためにできることを全力で今せねばと本気で思います。

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画像:しりあがり寿さんのサイトより

方舟
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双子のオヤジ ジャカランダ 合本 真夜中の弥次さん喜多さん 真夜中の水戸黄門 オーイ・メメントモリ (MFコミックス)

投稿者 asaka : 6:46 PM | コメント (0)

November 7, 2007

とろりかすかに甘い秋

秋は、私の大好きな季節。春も夏も冬も、それぞれに好きなところがあるけれど、多分、秋のひっそりとしたところが肌にあうのだと思う。いつが秋で、いつが秋でないかがあいまいなところもいい。

ドイツに住んでいる親友が遊びに(勉強しに)きているので、両親と彼女でCranborneという小さな村を歩いた。宮沢賢治の「クラムボンが笑ったよ」を思い出しながら、昔から好きだったクラムボンを少し口にしながら。

サクサクとクリスピーな葉っぱ、蜜のようにからまる夕日、やわらかく積み上がった植物…空気が、とろりとしてかすかに甘い秋のひと午後なのでした。

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(クリックすると写真が大きくなります)

Cranborne Estate [LINK]
宮沢賢治/やまなし [LINK]
Clammbon(クラムボン) [LINK]

投稿者 asaka : 11:44 AM | コメント (9) | トラックバック

October 15, 2007

月刊 psiko11月号に載りました

Asaka,Psiko5.jpg"自分上手に生きる"をテーマとした月刊 psiko(プシコ)に、インタビュー記事が掲載されました。突然いただいたお話でしたが、ライターの方も、以前お仕事をご一緒した編集の方もカメラマンの方もとても素敵で楽しいひとときでした。

今回の特集タイトルは「NPOとは清く貧しく…働くところ?」。NPOで働いている知り合いはいますか?皆さんは、どういうイメージを持っていますか? 私は「偉いね」とか「(生活が)大変じゃない?」と言われることがよくありました。「本職は?」と聞かれることもわりと多くて、Think the Earthプロジェクトでの仕事はボランティアだと思われていたようです!

この記事は、NPOで働く3、4名のインタビューをもとに書かれていて、読み応えがあると思います。といっても…実は校正しかまだ拝見していなくて、本誌はこれからなので自分でも楽しみです。Think the Earthプロジェクトのオフィスで撮影された写真が、目次と見開きに大きく使用されていてちょっと恥ずかしいのですが、とても良い記念になりました。ぜひご覧くださいね。

psiko(プシコ)2007年11月号
psiko Journal Vol.11
「NPOとは清く貧しく…働くところ?」

投稿者 asaka : 10:53 PM | コメント (5) | トラックバック

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