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March 1, 2009

セーターにレースを

子どもの頃から私はレースが大好き。刺繍糸も布も大好き。レースだらけの生活・洋服ではまったくないのですが、ただ、広げて眺めて、丁寧に巻き直したり、たたんだりするだけでハッピーなのです。アンティークショップでも、思わず古いレースや布に手をのばしてしまいます。三つ子の魂百まで、というけれどやっぱり変わらないものなのだなぁと思います。上のレースは、祖母が使っていたものの一部。イギリスの家でみつけてもらってきました。

長く愛用しているセーターも、とうとうプライムを過ぎたのでレースをつけてみました。ほんの少しです、見えるか見えないか程度の量をチクチクぬって、満足な午後の一仕事。

ちなみにこの本、とーってもかわいい。本当に。ジーンズのジャケットをばらしてカシミヤのカーディガンにくっつけちゃう技はいつかやってみたい!

かわいいクチュールリメーク
かわいいクチュールリメーク山瀬 公子

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January 14, 2009

アムネスティ・フィルム・フェスティバル

すべての人間は、生まれながらにして自由であり、尊厳及び権利において平等である
(世界人権宣言第1条冒頭)


私は平和な暮らしを送ることができている。日々悩む小さなことはあるけれど、それはあまりにも些細なことで生死には微塵も影響しない。でも、ガザでの惨事をはじめ世界中で、不等な扱いを受けている人たちが山といる。

私にとって、平等というのは割と強く気にかけていることなので人権をテーマにした良作が多いこの映画祭が気になります。通しチケットは完売、前売りもすぐになくなるようなので行こうと思う方は早めにチェックを。

泣かずに見られるだろうか。無力感におそわれずに立ち上がれるだろうか。つらいけれど直視しないといけないことだとも、個人的には思うのです。


アムネスティ・フィルム・フェスティバル
2009年1月17日(土)、18日(日)

October 28, 2008

秋の本、老化するお金?、仕事など

10日ほど前に仕事がはじまった。事務局として働いていたThink the Earthプロジェクトの推進企業で企画と制作の仕事をしている。Think the Earthプロジェクトと同じように環境や社会問題を扱いながら色々と創っている。ふたつの組織は別物だけれど働いている環境は同じで、元々近しい関係なので、私の中では部署が異動になったくらいの感覚で職場に戻らせていただいた。なにやら毎日が楽しい。のんびりと、じっくりと楽しみ続け、誠実な仕事をしたいと思う。

本を色々と新たに読んだり、読み直している。『22世紀のグランドデザイン』(竹村真一・慶應義塾大学出版会)が本棚に並んでいたので久しぶりに手に取ってみた。以前と比べると読み取れる範囲が変わっていた。特に気になったのは河邑厚徳さんと竹村さんの対談。河邑さんは「エンデの遺言」という番組を制作し、地域通貨などが日本でポコポコ生まれるきっかけを作られた方だ。

「お金って何だ?」という基本的な質問を問うことなく私たちはお金との関係を持っている。確かにお金って何なのでしょうね。本来の役割は「社会の血液」として循環するもので、老化するもの。でもお金が劣化しなくなるどころか、どんどんと誇張していっている。そしていま、私たちは大きな躓きを経験している。「お金は死なない、老化しないという点で生命のロジックに反している」という河邑さんの言葉が紹介されているが、人類史においてお金はどのように生まれどのように使われてきたのか。社会の中でどのような役割を担えるのか(今と違う形で)。ゲゼルやシュタイナーなどドイツの思想家の考えも紹介されていて、とても興味深い。今まで問うことのなかった問いへ私自身が誘われている。次は『エンデの遺言』を読み直そうと思う。もう少し読んだら、また書いてみたいと思う。

そういえば、です・ます と であるが混ざったブログになっていて読みにくいなぁと長年(!)思っているのですが、今のところは気にしないで気分によって使い分けることにしました。読みにくくてごめんなさい。

22世紀のグランドデザイン
22世紀のグランドデザイン竹村 真一

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エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」
エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」河邑 厚徳

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star「お金」の矛盾に対する鋭い指摘

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July 4, 2008

Milan 1: 須賀敦子の街・ミラノへ

「Malta 6: ラストは...マルタでの食事!」から続く

バカンスのような出張、マルタから向うのはミラノ。実はイタリアははじめてだったのでとても楽しみにしていた。今回はわずか3日間だったし、何といってもお仕事だったのであまりゆっくりとできなかったけれど、街の雰囲気が随分とわかったから次に訪れるときはもっとゆったりと楽しめそう。

ミラノの第一印象は、大きな街!ということ。ロンドンとどちらが大きいのだろう?知らない場所だからかもしれないけれど随分と驚いた。車が多いことにもびっくり。しかもスピードが早い、早い。「スピードを出してごめんね、でも、僕、もう約束の時間が近いから」と言って80kmくらいで小さな路地を駆け抜ける。ヒャッという顔をするたびにタクシーの運転手が笑っていた。

街を歩いている人を見るとおしゃれな人が多いのもミラノならでは。スカートの人も多いし靴や鞄が素敵な人も多かった。カフェでのんびりと時間を過ごしたかった。ミラノにはぜひ住んでみたい。いやミラノに生まれて自分の庭のようにして育ってみたい。

イタリア、特にミラノが心の中で大切な位置を占めているのは『ミラノ霧の風景』をはじめ須賀敦子の作品が私にとって大切な意味を持っているからだと思う。霧が静かに流れる姿を目にすることはできなかったけれど、この街のどこかに須賀敦子さんと友人たちが住んでいたのかと思うと、古い壁や石畳にそっと触れたくなる。もしもイタリアにはあまり感心がなくて...という人がいたら、ぜひとも彼女の本を手に取ってほしい。最も読み返している本のひとつだ。

☆写真をクリックして大きくして見てみてくださいね。キャプションは左下です。


須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)
須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)須賀 敦子

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May 19, 2008

小さなときの目線

お天気がいい日が続いています。日陰はまだ涼しいけれど日向ではあっという間に日焼けするくらいの日差しの強さ。イギリスの太陽は日本よりも白くて強いような気がする。

草の上に直接寝転がると、ちょっとくすぐったくてちくちくして最初は違和感があったけれど昔はいつもこんな風に地面と触れていたはず。久しぶりの目線の高さがおもしろい。小さな虫がはっていることや草の香りがとても強いこと、緑には色々な種類があること、たくさんの音が自然のなかにはあること、地面が広く見えること、空の色が植物の色に影響を受けて強く見えること...いつも見ているものだけでセカイはなりたっているわけではない。

試験も終わり大学もあと数回なので暇になってきました。時間をみつけては本を読んでいます。といっても児童書ですが昼も夜も読んでいます。今年の経験で確実に自分のバリアーがゆるくなったというか広がったというか、子どもの頃の感覚がたくさん戻ってきています。絵を描くときも本を読むときも何かを作るときも、歩くときも遊ぶときも勉強するときも、子どもの頃の気持ちでひたすらに楽しむことができる。忘れないようにしよう、今度は。


やかまし村の子どもたち (岩波少年文庫(128))
やかまし村の子どもたち (岩波少年文庫(128))アストリッド・リンドグレーン 大塚 勇三

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やかまし村の春・夏・秋・冬 (岩波少年文庫) やかまし村はいつもにぎやか (岩波少年文庫) 長くつ下のピッピ 名探偵カッレくん (岩波少年文庫) ピッピ南の島へ (岩波少年文庫)

リンドグレーンの世界、大好きです。やかまし村の子どもたちのような子ども時代を送れたような気がします。そして今年はまたそのような年でした。庭のフェンスに穴をあけたり木に家を作ったりはしませんでしたが!

ドリトル先生と秘密の湖 (ドリトル先生物語全集 (10))
ドリトル先生と秘密の湖 (ドリトル先生物語全集 (10))ロフティング 井伏 鱒二

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ドリトル先生を読んでからお散歩に行ったら馬と羊としゃべれるような気がしました。本当にいつもより'会話'ができるようになったのです。コツはしっぽをもつことです!この本、井伏鱒二の翻訳だって知らなかったなぁ。

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