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Googleの広告配信サービスGoogle AdSense(アドセンス)がリリースされて以来、これまでのバナー広告やアフィリエイトとあわせて、小規模なサイトが収益を上げるための手段として非常に注目されています。ターゲットに選んだ検索キーワードにマッチするテキスト広告を中小のサイトに表示して、クリックされるとGoogleからキーワードごとに設定された広告料が支払われる仕組みですが、価値の高いキーワードを選んで、コンテンツを作成し、Googleで高いPageRankを獲得できてアクセス数があれば結構な収入を得ることができるとのことです。AdSense(アドセンス)自体はまだ日本ではサービス提供されていないのですが、USではブロガーの間で早くもアツイ議論がされているので、幾つか要約をまとめてみました。
Gen Kanaiさんのブログで知ったのですが、Matt Haughey氏のA Whole Lotta NothingというブログのBlogging for Dollarsというタイトルで、Google AdSense(アドセンス)に関する非常によい記事が公開されていたので、要点のみを意訳してみました(あくまでも要点のみなので、ぜひ原文にもアクセスしてみてください)。記事の中で、PVRblogというハードディクスTV録画機についてのブログにAdSenseを組み込み、最初の24時間の3000 visitsで40ドル、その後も高い広告収入をあげるための様々な工夫が詳しく書かれています。
1. Pick a topic(トピックを選ぶ)
自分が労力をかけて書くことができる興味のあるテーマで、かつインターネット上では比較的ニッチなトピックを選ぶこと。特にGoogleなどの検索エンジンで、そのトピックに関して検索したときに、自分のサイト(ブログ)が上位に表示されることが重要。例えば
GizmodoやPVRblogなどのサイトはターゲットが明確
2. Consider your topic as it relates to the web(WEBというメディアになじむトピックを考える)
例えば、Kicksologyというサイトはバスケットボールシューズの新製品情報、レビューなどが非常に充実している。ただしAdSense広告で高いクリックスルーレートを得るためには、広告自体が「エアージョーダンのニューモデルがすぐ買える!」というように個別商品に特化して表示される必要がある。原状ではAdSenseの広告はもう少し曖昧な広告文になってしまう。またオンラインでスニーカーを買うかどうか、という点になると試着などの問題からもユーザーが頻繁に買う品物ではない。
逆にTiVo(日本で言うCocoonなどのハードディスク付テレビ録画機)などは、多くの人がWEBで購入し、WEBで使用方法や、改造の仕方の情報を入手するので、自然と広告のクリックも多くなる。
また、どのような検索キーワードが高いクリック広告料金をもらえるのかをAdSenseのサイトで見ることで、どのようなトピックがよいかを検討するのもよいだろう。
3. Be passionate and write your ass off(その分野で最高のコンテンツを書きつづける)
とにかく、もっともよいSEO(検索エンジンで高いランクを得る)対策は、いいコンテンツを書いて、有用なサイトとして色々な場所からリンクを張られることが重要。以下の記事も参照
Score Higher in Google Search Engine (and why Google is saving the web.)
4. Designing for Google and your audience(Googleと見に来るユーザーのためにデザインする)
Googleの力を甘く見てはいけない。前出のPVRblogでもトラフィックの半分は、Googleからの検索でもたらされる。例えばTiVoのバージョンアップをしようとして、Googleで検索し、バージョンアップの方法を詳しく書いてあるページを見付ければ、そのサイトで表示される広告のサイトを訪れて、バージョンアップキットがいくらで購入できるのかチェックする可能性は高い。
また正しいXHTMLフォーマット、適切なTitle、メタデータなどHTMLを正しく作成することでGoogleがサイト情報を適切に処理するのを助けることができる。MovableTypeなどのブログツールはこの点をしっかりやってくれるので、コンテンツの作成に集中できる。
■ 現状のAdSenseの問題点
AdSenseを利用するための申し込み審査があり、現状では個人サイトは登録することができない。個人サイトの内容は、どうしてもパーソナルなものになってしまうので、ターゲット広告を表示するのに適さない、というGoogle側の判断のようで、仮にサイトのテーマがかなり絞られていても、Googleの審査担当者がOKという確立は今のところ低い。この点は、今後、個人サイトが広告配信にも力を持ちうる、ということが実証されることで、よい方向に向かうとよいが。
またGoogleのPageRankの仕組みが秘密にされている点も、問題点としてあげていますが、過去に書いたように(Google検索の透明性と”信用できる”ネットワーク構築)この点は、不正なSEO対策とのイタチごっこにならざるを得ない、と同じ結論です。いずれにしてもニッチなブログで、ある程度の収益をあげることが可能だと。
また、この記事からリンクが張られていた以下の記事にもいくつか有用な内容が書かれていたので、こちらも要点を意訳。
同じようなサイトでも審査を通るケースもあるようで、そのような違いに関して正式なアナウンスがほしいとの内容です。審査が通ったケースと、通らなかったケースでは、確かに大きな違いが見られないようなケースもあるので、個別のサイトは上記の記事から訪れてみてください。また、AdSenseが特定のIPから連続的にクリックされ、不正なクリックとみなされてAdSenseのアカウントを停止されてしまったケースもコメントの中で紹介されています。
まだサービス自体が始まったばかりで、試行錯誤の要素も多々あるでしょうから、今後もこのような個人が情報発信をしていくインセンティブとなるプログラムが増えるといいですね。ただ、Google Japanに関してはWEB Service APIへの対応など、もうちょっとタイムリーにサービスを日本でもリリースしてもらえるように頑張ってほしいところです。
Google『AdSense』広告フォーマット選択肢を倍増(Japan.internet.com)
Google、セルフサービス型のコンテンツ連動広告表示(Japan.internet.com)
Google「セルフサービス」広告システムに新機能(ZDnet)
Google AdSense 新機能取り下げの真相(NDO::Weblog)
僕もGenさんから聞きましたが
月$850の収入らしいですよー
うーん魅力的。
アップル専門ブログ立てようかと
一瞬真剣に考えてしまいました。(笑)
しかもキーワードにもとづいて自動的に配信してくれる、というのが素晴らしいですよね。アフィリエイトの管理が手間いらずで、コンテンツ制作に集中できる、というのが素晴らしい。A8.netとかは結構管理が面倒なので、ValueCommerceを使ってしまうのと同じですが。
Posted by: Jun at 2003年10月08日 14:06管理の手間がいらないAdSenseは本当に魅力的ですね。AdSenseこそ、blogにマッチした広告システムではないかと思っています。個人的には、TrafficGateが使い勝手がよく感じています。
Posted by: コグレマサト at 2003年10月20日 15:19すみません、トラックバックを2回飛ばしてしまいました。 ごめんなさい。
月$850の収入・・・、すごい~。
私のところはその10分の1にもとどかないです。 なにかお金に目がくらみそうです。