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2003年11月18日

WEBアプリケーション空間のコンセプト図:Semantic と Context

先週の金曜日、W3C Dayにいってきました。全体としてはアカデミックな雰囲気。実装レベルの話というよりは、抽象度の高いプレゼンテーションでした。WEBを誰にでも使えるように、というWEBアクセスビリティーについての質疑応答が盛り上がっていました。事前に注目を集めていたのはセマンティックWEBの提唱者、Tim Berners-Leeのプレゼンテーションでしたが、こちらもコンセプチュアルな図が大量に出てきて、こういうプレゼンテーションもあるのか~と面白かったです。
その中でも”Applications connected by concepts”という、WEBアプリケーションをロンドンの地下鉄地図に見立てた図は斬新。


二次元以上の座標軸で図を描くのは結構むずかしいと思うのですが、地下鉄の路線という馴染みの深いメタファーで表現されると、結構なるほど、という感じです。その他にもプレゼンテーションの中には色々と目白押しです。それぞれが何を意味しているかというと、、、もはやTim以外には説明不可能。プレゼンもかなり早口で勢いに押される感じなので、あまり具体的には覚えていないのですが、なんとなくイメージは残っている。というわけでエバンジェリスト的にはさすが?
関連して、コンセプトモデル図をもう一点。以前にJoi Itoさんのweblogで議論が盛り上がっていた図です。こちらはContext(=文脈,前後関係)を軸に具体的なWEBのサービスをマッピングしたもの。”文脈”を軸に、ここまでキレイに整理することができるという事実に驚き。言われてみれば、なるほど~の世界です。

Mapping the space
by Joi Ito's Web
context.gif

確かに人間が暮らしている限り、すべての行動は前後関係の中でなされるわけで、サービスの利用も、日常生活のなかの一つの行動なわけですね。あるサービスが、ユーザー視点から見て、どのような位置づけにあるのか、ということを把握するには最適なのではないでしょうか。このマトリクス上で情報がどのように流通するかを考えるのも、興味深いです。例えば、気に入った音楽CDのことをメールで友達に知らせる、というケースは多々あっても、友達同士のメールの内容が企業のサイトで紹介されることはない、って当たり前ですが、Contextが高いコンテンツは、Contextが低いサービスには流通しにくい、という法則性も見えたり。これって結構重要かなと思うのは、つまりContextを扱うことに関しては、人間は非常に優れた能力を保持しているという当たり前の事実です。セマンティックWEBのオントロジーとか、知的エージェントがなかなか実用レベルで人間のニーズを満たせないのも、人間のContext把握能力が優秀すぎるので当然といえば当然なのかも。

Posted by jkanekomt at 2003年11月18日 20:37 | trackBack



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