成長するプラットフォーム

巷では、夏フェスシーズン真っ盛りですが、先週、先々週末と二つのMTカンファレンスも盛況のうちに終了しました。

MTDDC TOKYOでは、森さん藤本さん蒲生さん荒木さん、そしていつも強力なLightning Talksの皆さんによる、Movable Type のディープなお話、Webテクノロジーセミナー in Hokkaidoでは、牧さんZIGOROuさんによる奥深いPerl講談に感動しつつ、私もプレゼンさせていただきました。まずは、開催者そして参加者の皆様、お疲れさまでした!

個人的には、プレゼン後半の『コミュニティ駆動型開発』と『国際化』の部分をもっと掘り下げていきたいと思っていて、まだ伝えたいことの60%ぐらいしか話せていないなー、と今後も精進する所存です。

そして、いずれの会も、コンファレンス後の懇親会がさらに面白かった。札幌はもちろんのこと、MTDDCでも、名古屋、仙台、そして熊本から参加された方々と、地方論議で盛り上がりました。ソフトウェアやWebの世界は、技術自体は場所の制約を受けません。しかし、すべてのコード、ソフトウェア、Webサイトの一行一行の裏には、それを書いたリアルな人がいる。そこに目を向けると、どうやってその人たちと繋がるか、というすごく物理的なテーマが見えてくる。

そのつながりを、『コミュニティ』という単語で表現するのは、ちょっと違うかなと最近思っています。全体ではなく個人、さらに言えば、一行の裏に込められた、一人一人の意思が積み重なることで、新しいモノが生まれる。そのことを想像できる人は、言語が異なろうと、あるいは違うプラットフォームを使っていようと、互いに理解し、新しい世界をつくっていける。モノをつくる人にとって、多様性は常に活力の源だ。その意味でも、『There's more than one way to do it』というPerlのモットーは、何か突き抜けたものを感じるし、Damian Conwayのインタビュー( Damian Conway on Perl and its future)には、開発者ではない僕も、何度も勇気づけられました。

多分、世の中には思ったより、まだまだ沢山の壁が存在するのでしょう。ソフトウェアやネットワークが面白いのは、地域や組織、あるいは意識の壁を、スルッと突き抜ける何かを、意思の力で創り出せるからだと思う。だから、目の前の一行が、こんなにも悩ましく、また魅力的なのだ。