Web開発系のクラウド(SaaS, PaaS, IaaS)まとめ
『クラウド』という言葉は、今や、ものすごく大きな範囲を指し示します。ちょっと色々と整理するために、個人的に気になった、主にWeb開発系のクラウドサービスを、一覧にまとめてみた。
PaaS(Platform as a Service)
DotCloud

Java、Ruby、Perl、Python、PHPなど幅広い言語、フレームワーク、DBに対応したPaaS。WinnerとなったGigaom Structure 2011 LaunchPadの動画(30分頃)が面白くて分かりやすい。公式ビデオは以下。
Heroku
RubyとNode.jsに対応したPaaS。Gitなどと連携して、独自アプリケーションをデプロイ。従量課金の他、SMS送信、ビデオエンコーディング、クラウドDBなどの色々なサービスを有償 Add-onsとして組み込める。Salesforce.comが買収。
PHP Fog
PHP版のHerok。PHPの各種オープンソースソフトウェアをインストールするアプリケーションストアの他、 CakePHP, Zend Framework, Code Igniter application などのフレームワークで作成した独自アプリケーションをデプロイできる。無料〜$29〜$249。
Cloud Foundry
vm wareの提供するPaaS。Spring(Java)、RailsとSinatra(Ruby)、Node.jsやGrailsなどのフレームワークと、MySQL, Redis, MongoDBなどのDBをサポート。開発者がローカルで動かせるCloud Foundry Micro Cloudも開発中。現在はまだBeta。
OpenShift
Red Hatの提供するPaaS。Java, Python, PHP, Ruby および、Spring, Seam, Weld, CDI, Rails, Rack, Symfony, Zend Framework, Twisted, Django, Java EE などのフレームワークをサポート。CloudFormsは、同じテクノロジーでプライベートクラウドを構築可能。
特徴のある SaaS(Software as a Service)
Cloud9
Development as a service (DaaS) 。ブラウザベースのIDE。GithubやBitbucket(by ATLASSIAN)と連携しつつグループで開発。JavaScript、node.js との親和性が高いが、Ruby、PHPなどにも対応。Chrome Web Storeで配布することで、アプリケーション的にも見える。Joyentのインフラを利用。
IaaS(Infrastructure as a Service)
クラウドを実現するためのインフラを提供。