ソーシャルとモバイルの世界で、現在、1秒間に何が起きているのか

ソーシャル、モバイルの進化は、Webをリアルタイムに加速する。そのスピード感を、『1秒間』をキーワードに具体的なデータとして調べてみました。1秒間に、Facebook, Twitter, Foursquare, Instagram などのサービスで、どれだけのコンテンツがシェアされているのか? iPhone, iPad, eBookリーダーは、1秒間に何台売れているのか? そのマーケットシェアは? 以下のプレゼン資料にまとめています。

以下、各ページのデータのソースとあわせて詳しくご紹介。

ソーシャルネットワークの1秒

Facebookは、公式ページ(Facebook Statistics)で、ユーザー数を始めとする様々な統計データを公開しています。Inside Facebookの2011年6月の調査によると、5月には1180万人が新しくユーザー登録。ただし、この数値は過去12ヶ月での平均、2000万人/月と比べると低い値となっている。米国など、普及の進んだマーケットでの成長が鈍化、減少したことが原因。それでも世界では平均で、1秒に換算すると5人〜8人が新しくユーザーとなっている。

Socialbakersの予測によれば、2012年の6月か7月には10億ユーザーに到達するだろう。

公式ページ(Facebook Statistics)によれば、毎月、300億のコンテンツ(リンク,ニュース, ブログ記事, ノート, 写真, アルバム, など)がシェアされている。これを一秒あたりに換算すると11600コンテンツ。公式ブログ『Bigger, Faster Photos (1)』によると、8月には毎日2億5千万枚の写真がアップロードされた。1秒に換算すると2900枚。

190カ国以上の開発者が開発したFacebookアプリケーションが、毎日2000万件以上インストールされている。2億5千万人以上が、外部WebサイトでFacebookと接触し、2010年4月のソーシャルプラグインの公開以降、毎日1万以上のWebサイトでFacebook機能が導入されている。類計では250万Webサイトにのぼる。

Facebook Insightsは、ソーシャルプラグインのアクセス解析をリアルタイムで提供する。公式ブログ『Building Realtime Insights (1)』によると、Likeボタンのクリックなどのイベントを、1秒あたり20万イベント処理し、30秒後にはInsightsに反映することが可能。

GigaOM Cloud Computing Newsによれば、ソーシャルゲーム大手のzyngaは、自社のS-1 statmentのなかで、ソーシャルゲームへの急激なアクセス増加に対処するために、24時間以内に1000台のサーバを追加することが可能だと述べている。Zynga は Z Cloud と呼ばれる、自社データセンターとAmazonクラウドのハイブリッド型のクラウド環境を構築している。ソーシャルゲームにおいては、データのReadとWriteの比率が1対1にもなる。モットーは、Scale Fast or Fail Fast。

世界各地に最も少ないレイテンシでコンテンツを配信するためのContents Delivery Network。Akamaiは、自社サイト上でリアルタイムのネットワーク統計『Visualizing Global Web Performance with Akamai』を公開している。High Scalabilityの記事に対する、QuoraでのAkamai担当者の回答によると、2011年8月時点では95000台以上のサーバが世界中に配置されている。

2011年8月時点の、1秒間の最大Tweet数は、MTVでビヨンセが妊娠を報告した際の8868tweets(秒)。

それ以前は、なでしこJapanがワールドカップで優勝したときの7196tweets(秒)。

Youtubeが公開している統計によると、1分間に48時間分のビデオがアップロードされている。1秒に換算すると48分。

bit.lyでは、ピーク時には1秒間に1000件の短縮URLが発行される。

foursquareのMongoSFでの公開資料によると、毎日300万件のチェックインがある。1秒に換算すると35チェックイン。

numbers-in-a-second_ja-14.014.png

2010年10月にローンチしたInstagramは、2011年8月時点で、毎秒15枚の写真がアップロードされ、一日あたりに130万枚になる。

スマートフォンの1秒

2011年7月のAppleプレスリリースによると、全世界で2億人のiPhone, iPad, iPod touchユーザーが、150億回アプリをダウンロードした。2011年5月のGoogle I/Oでの発表によると、全世界で1億台のアクティブなAndroid端末が存在し、45億アプリがAndroidマーケットからインストールされた。

IDCの予測によると、2011年2QのiPhoneの出荷台数は2000万台に達した。1秒間に換算すると2.5台が販売されている。iPhone5が出荷されれば、2011年の総出荷台数は9500万台を超えるとの予想も。

comScore のレポートによれば、米国7月のスマートフォンのプラットフォーム毎の加入者シェアでは、Googleが41.8%(4月は36.4%)、Appleが27%(4月は26%)。その他のプラットフォームはGoogleが伸びた分だけシェアを落としている。

nielsenの調査によれば、米国では2011年初頭に、携帯電話の新規契約におけるスマートフォンの割合が50%を超えた。

日本市場では、MM総研の予想では、2011年後半〜2012年にスマートフォンがフィーチャーフォンを出荷台数で逆転。

AppleのApp Storeには、90カ国から425000以上のアプリが公開され、累計で150億ダウンロードを記録。

Android マーケットでは、131カ国から20万以上のアプリが公開され、累計で45億インストール。

DISTIMOの2月のレポートによれば、各プラットフォームでの有料・無料アプリの割合は下記の通り。

FLURRYの調査によれば、スマートフォンにおける、Webとアプリの一日あたりの利用時間は両方とも伸びているが、2011年6月にはじめてアプリがWebを逆転した。

アプリの利用時間のほとんどを、ゲームとSNSが占める。

タブレットの1秒

IMS Researchが2011年5月の予測によれば、2010年の4Qにタブレットは940万台、eBookリーダーは510万台が出荷された。これは前四半期に比べて倍以上の急激な伸び。

2011年6月のWWD KeynoteでのApple発表によると、2011年Q2にはiPadの出荷が800万台に達する見込み。これは1秒あたり1台のiPadが売れている計算。

BMO Capital Markets の2011年6月予測によると、2011年度でiPadが3200万台売れるのに対し、その他のタブレットは合計で2000万台にとどまる。

その後、他社タブレットの不調やHPの市場撤退を受けて、IHS iSuppli が8月に公表した予測では、iPadの2011年出荷は4420万台に達し、市場シェアの74%を占めるとの予想も。ただし、その後はiPadのシェアは徐々に低下し、2015年には50%を切ると予測。

日本市場においては、ICT総研の2011年8月予測では、2011年のタブレット出荷は200万台、iPadのシェアは85%と予想。

IMS Research の2011年6月発表では、2010年4QのeBookリーダーのメーカー別世界シェアではAmazon Kindleが59%を占める。BARNES&NOBLE nookが11%、Sony、BenQ、Havon、がそれぞれ4〜5%。

The Association of American Publishersの発表によると、米国では2011年2月に9030万ドルの電子書籍が販売された。1秒に換算すると$37。これは2010年に比較すると、169.4%の大幅な増加。

以上が現在、ソーシャルネットワークとモバイルで1秒間に起きていることでした。

numbers-in-a-second_ja.032.png